「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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尾瀬の歴史をたどる道「会津沼田街道」

会津と上州を結ぶ交易路として古くから歩かれた道です。福島側では「沼田街道」、群馬側では「会津街道」と呼ばれ、戸倉に関所がありました。尾瀬沼畔に交易所もあったと考えられています。幕末に会津軍が大江湿原に駐留した際に築いた土塁の跡は現在も湿原内に残っています。慶応4年には会津軍と征東軍が戸倉で交戦しました。高度経済成長期に尾瀬沼畔に車道を通す計画が自然保護運動の高まりで中止されるなど我が国の「自然保護運動発祥の地」となっています。
番号:110010
◆コースの概要/距離:15km、所要時間:390分、高低差:700m ◆コースの起点/地名:大清水、最寄駅:-、最寄のバス停:関越交通バス 大清水、最寄からの距離:0km ◆コースの終点/地名:七入、最寄駅:-、最寄のバス停:会津バス 七入、最寄からの距離:0km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:AR7346有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/夏・秋 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/公益財団法人尾瀬保護財団 企画課、電話番号:027-220-4431





起点 大清水
群馬県側から戸倉の交差点を鳩待峠方面に左折せずに国道401号線を直進した車道終点が大清水です。バスの終点の少し手前に左から大清水という沢が流れているので、そのまま地名になりました。山小屋と休憩所と公衆トイレがあります。
3.2km (70分)
1 一ノ瀬
大清水から旧道を抜けて、三平峠への山道が始まる場所が一ノ瀬です。川を一番始めに渡るところというような意味の方言です。手前に休憩所と公衆トイレがあります。
0.8km (30分)
2 岩清水
一ノ瀬から三平峠に行く途中、車道と交わる少し手前に湧出する清水が岩清水です。道路工事のため昭和46年に一旦埋没しましたが、工事中止と共に現在は復旧しています。冷たい清水は今も昔も登山者ののどを潤しています。
1.2km (50分)
3 三平峠
大清水から尾瀬沼に至るルートの途中にある峠です。大清水から標高差約600mほどの登りとなり、ようやく登ってきた登山者が峠にある看板の前で写真を撮って行きます。なぜ「三平」の名前が付いたかについてはよくわかっていません。コメツガやオオシラビソなどの針葉樹林に囲まれた峠は、標高1,761mで別名「尾瀬峠」と呼ばれています。
0.8km (15分)
4 三平下(尾瀬沼南岸)
三平峠を越えて尾瀬沼のほとりに出たところを三平下といいます。山小屋と休憩所、公衆トイレがあり、休憩適地です。三平下から尾瀬沼ビジターセンターのある尾瀬沼東岸にかけては尾瀬沼越しに燧ケ岳を見ることができ、良い写真スポットにもなっています。
1km (25分)
5 尾瀬沼東岸
公衆トイレと休憩所、山小屋の他、尾瀬沼ビジターセンターがある尾瀬沼エリアの拠点です。また、本コース上唯一のキャンプ指定地もこの地区にあります(事前予約制)。
0.1km (3分)
6 大江湿原
尾瀬沼周辺で最大の湿原で、7月はニッコウキスゲの群落で黄色のお花畑に、秋は草紅葉で湿原全体がオレンジに染まります。
0.1km (2分)
7 三本カラマツ
大江湿原を流れてきた大江川が尾瀬沼に注ぐ手前の小さな塚に三本のカラマツが生えていることからこの名で呼ばれるようになりました。別名を尾瀬塚ともいい、尾瀬中納言藤原頼実の墓、または中納言頼実の兄、大納言頼国の的場跡とも言われています。尾瀬沼のランドマークとして、訪れる人に愛されているスポットです。
0.2km (5分)
8 戊辰戦争の土塁跡
尾瀬沼東岸から沼尻への分岐を過ぎて沼山峠方向にしばらく進むと、木道の右手に土塁の跡があります。夏期は視認するのは困難ですが、雪解けの時期や草紅葉の時期に気をつけてみると土塁の地形がわかります。
2.1km (70分)
9 沼山峠
檜枝岐村側の御池からシャトルバスに乗り、沼山峠休憩所の前で下車した後、尾瀬沼へ抜ける峠の名前です。かつて山火事で焼けたことから別名「焼山峠」とも呼ばれ、昔は「沼越峠」(会津風土記)と呼ばれていたそうです。休憩所の隣に公衆トイレもあります。
1km (30分)
10 抱返の滝
落差は約25m。細く糸のように水が流れることから白糸の滝ともいわれます。滝の周辺は地形が急峻なため、抱かないと渡れない(脇をへつる)、または抱いて持ち帰りたいくらいかわいらしい滝の意との説があります。
4.6km (90分)
終点 七入
檜枝岐村から御池に向かう途中の地点で、檜枝岐から数えて七つ目の沢なのでこの名がつきました。檜枝岐では川上を「入(いり)」、川下を「出戸(でと)」と呼んでいます。
路線バスのバス停と大きな駐車場があり、大型車両の駐車や御池駐車場が満車となった際のシャトルバスの発着場としても使われています。山小屋と公衆トイレがあります。