「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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奥の細道「象潟への始まり」

松尾芭蕉が「おくの細道」での目的置の一つであった“象潟”への第一歩を歩みだした三崎山旧街道より象潟への旅が始まる“みち”です。芭蕉が目指した最北の地として未だに昔の面影を残す峠道、文人墨客が宿した家が歴史を残しています。山形県との県境より九街道、住民の生活道、海岸沿いの道、砂浜、そして国道と変化に富み、芭蕉の足跡をたどることができる楽しいトレッキングコースです。
番号:105001
◆コースの概要/距離:7km、所要時間:150~180分、高低差:10m 
◆コースの起点/地名:三崎旧街道、最寄駅:-、最寄のバス停:羽後交通小砂川線 三崎公園前、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:上浜駅、最寄駅:JR羽越本線 上浜駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:無 
◆推奨季節/春・夏・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/にかほ市案内人協会、電話番号:0184-43-6608





起点 三崎山旧街道(曾良随行日記碑)
秋田県と山形県の県境にあり、奥の細道「山刀切り峠」と並び昔の面影を残している。人馬のわらじで磨かれ黒光りする石が数多く残っている。
0.3km (5分)
1 一里塚
江戸を基点として築かれた塚。長旅の芭蕉と曽良も目にしたのではないでしょうか。
0.3km (5分)
2 大師堂
最近まで「子育てお大師様」と慕われ、お母さん達のお参りが絶えなかったという。昔(江戸時代)の紀行文には、疱瘡やはしかに霊験があるとして地元民がぬかまずいている(地面に両手をつき、おでこをつけて礼拝している)姿が記されています。
0km (0分)
3 五輪塔
大師堂の周りに五輪塔が点在しています。これは供養塔であり、方形・円形などの形をして積み上げられ、下から「地・水・火・風・空」を表しています。
2km (40分)
4 磯家
三崎山旧街道を過ぎ小砂川集ら翌に入ると、江戸時代の文人「菅江真澄」がしまった宿が茅葺屋根のままの姿を残していま。真澄と宿の主人との会話に、夜更け「雷鳴がする」と聞けば「あれは下り穴とて岩穴に荒波が打ち寄せられて出す音であろうと教えられた」と記されています。
0.3km (5分)
5 清水場
山に降り積もった雪や雨が地下に浸透と長い年月をかけこの地で湧き出しています。おいしい湧き水でぜひ喉を潤してください。野菜スイカを冷やしていますが、近くの染色家が反物を洗う時利用されます。海浴場がつかく宿泊施設もあり、夏は大賑わいです。
0.7km (15分)
6 東屋
道路から海岸千に出て日本海のあらなに削られた岩肌を目にしながら、ここから9里あまりといわれる飛島と夕陽を眺められる絶交の場所です。近くの宿に一泊し、魚介類の食事も楽しむことができます。
1.5km (25分)
7 野の茶屋
正岡子規が止まった宿。芭蕉の跡を追い象潟を目指した明治の俳人、近くで詠んだ句に「夕陽に馬荒井けり秋の海」を残し、また宿で食べた岩ガキのおいしさに感激し「実に重いがけない一軒家のごちそうであった」と書いてあります。『仰臥漫録』
0.7km (15分)
8 川袋川
とても小さな川ですが、秋田県で鮭の遡上が一番多い川です。橋の上から川幅いっぱいになり遡上する鮭の姿を見ることができます。
0.4km (10分)
9 黒松街道
松葉を敷き詰めたような松林を通り抜けます。
0.9km (25分)
終点 上浜駅
小さな素朴な田舎の駅です。