「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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常陸の小京都たつごの里のみち

秋田県仙北市から移された戸沢氏が松岡城を築き、その後水戸藩の附家老中山氏の城下町として栄えました。先人たちの偉業や伝統は、郷土の誇りとして今なお継承され、高萩は天然記念物をはじめ、県北一を誇る貴重な文化財や歴史遺産に恵まれたまちです。流れる川、住宅地に田園風景という、どこにでもありそうな風景ですが、高萩の歴史を感じられるスポットが充実し、特に石畳の両側に古い家並みが続く「お屋敷通り」は、城下町の風情を感じながら歩くことができ、小京都の趣がある風景を楽しみながらのんびり散歩できます。
番号:108008
◆コースの概要/距離:4.9km、所要時間:100分、高低差:5m ◆コースの起点/地名:穂積家住宅、最寄駅:JR常磐線 高萩駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:4.1km ◆コースの終点/地名:穂積家住宅、最寄駅:JR常磐線 高萩駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:4.1km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:無 ◆推奨季節/春・秋 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/高萩市 産業建設部観光商工課、電話番号:0293-23-7316





起点 穂積家住宅
江戸時代中期の主屋・長屋門・前蔵・衣裳蔵・庭園からなる豪農 穂積家住宅。中心的な建物となっている主屋は、寛政元年(1789年)建築と伝えられていましたが、近年の保存整備工事の際、柱のほぞから安永2年(1773年)建立と書かれた墨書が発見されました。江戸時代の中期の豪農住宅の風格をぜひ一度は観に行ってみてはいかがでしょうか?
0.5km (10分)
1 たつご味噌醸造
1854年創業の味噌醸造所。昔ながらの場所で、昔ながらの味噌づくりを守っています。歴史が醸し出す味噌の風味は、豊かでいて奥ゆかしく、木の香りをほんのりと残します。こだわりの味噌から造りあげる味噌蔵ならではの加工品もあり、日本の食文化と相性の良い味・形を追求し、毎日食べても飽きない商品を今なお提供しています。また、敷地内にある日本庭園は「茨城県自然百選」に選ばれており、予約をすれば庭園をはじめ味噌蔵の見学もできます。
0.9km (20分)
2 高橋家の門・塀
高橋家は水戸藩政時代に群奉行を務めた家柄で、幕末には多くの志士たちと交流があり、明治時代には東郷平八郎とも親交があった。現在は門と塀のみが残されています。
0.25km (5分)
3 お屋敷通り
関根川に架かる関根橋から松岡小学校にかけては、石畳の道の両側に古い町並みが続く歴史の道。城下町の風情が感じられる通りは、絶好の撮影スポットになっています
0.25km (5分)
4 二本松の秋月
「松岡八景」のひとつ。「松岡八景」とは、幕末に水戸藩から独立した松岡藩があった時代、文化年間(1804-17)に当時の領主、中山信敬が儒学者、亀里亀章に8つの場所を選ばせ、詩句をつけさせたものです。ここは、中秋の名月が枝ぶりのよい松にかかる名画のような景色を歌った場所です。
0.4km (10分)
5 丹生神社
厳そかな雰囲気が漂う森の中に立つ、松岡領主・中山氏の氏神様である丹生都比女命(にうつひめのみこと)を祀る社殿。毎年、元旦と4月中旬に行われている「棒ささら」がよく知られています
0.1km (2分)
6 松岡城址(アプローチ広場)
竜子山城と呼ばれた山城を慶長7(1602)年に封入した戸沢政盛が整備し、松岡城と改めました。麓に往時の歴史をしのぶ石碑や、文化年間(1804-17)に選定された「松岡八景」を解説する石碑などを設置したアプローチ広場があります。
0.8km (15分)
7 神代家 つじ塀・ナマコ壁蔵
建造物。
0.3km (5分)
8 朝香神社
鎌倉公方足利氏の奉公衆になっていた里見基宗が、1400年頃に常陸国手綱(てづな)郷の地頭になっていた時にこの朝香(あさか)神社の再建を行いました。ロケ地として使用されています。
0.2km (3分)
9 ら麺はちに
たかはぎブランドのたつご味噌を使用しています。
0.3km (5分)
10 能仁寺
「松岡八景」のひとつ。竜子山から眺める手綱の平地に夕暮れが迫り、能仁寺から入り相の鐘が韻々と響き、阿武隈の山から木枯しが吹いてきた情景を歌った場所です。
0.9km (20分)
終点 穂積家住宅