「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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渡良瀬遊水地と水郷の自然と歴史

世界のラムサール条約湿地に登録された渡良瀬遊水地とその周辺地域には、遊水地や旧思川に代表される豊かな自然環境と、水郷地区で育まれてきた治水(水塚・揚舟)、養蚕業・生井桑摘み唄、ヨシ産業など、豊かな伝統文化が残されており、自然と共生する新しい地場産業(ふゆみずたんぼ)も行われています。
また、周辺には中世(寒川尼墓所・野木神社)、近世(乙女河岸跡)、近代(煉瓦窯)と、幅広い時代の多様な歴史的資産が残されています。渡良瀬遊水地第2調節池周辺の歴史・文化・自然をまるごと堪能できます。
番号:109012
◆コースの概要/距離:24km、所要時間:360分、高低差:-m ◆コースの起点/地名:間々田駅、最寄駅:JR宇都宮線 間々田駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km ◆コースの終点/地名:野木駅、最寄駅:JR宇都宮線 野木駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:無、安全対策:無、近隣の宿泊:無 ◆推奨季節/春・夏・秋・冬 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/小山市 企画財政部渡良瀬遊水地ラムサール推進室、電話番号:0285-22-9354





起点 JR間々田駅
小山駅の一つ南の駅。宇都宮線、湘南新宿ラインが乗り入れる。
1.5km (20分)
1 乙女河岸跡
江戸から千石船が溯上できる北限とされ、江戸時代には物資の集散地として賑わった。小山評定の後、徳川家康は乙女河岸から乗船し、江戸に戻った。
1.3km (15分)
2 寒川尼墓所・網戸神社
寒川尼は源頼朝の乳母で、小山氏初代政光の妻。女性ながら大きな功績があったとして、寒川郡・網戸郷の地頭に任命された。
4.5km (70分)
3 ふゆみずたんぼ
冬の間も田んぼに水を張ることで、生き物の生息環境を作り、それによって生まれる「トロトロ層」によって抑草効果や施肥効果をもたらし、農薬等に頼ることなく米を栽培できる農法。冬には白鳥が飛来することがある。
0.8km (10分)
4 旧思川
蛇行していた思川の水路は、近代に改修された。旧水路が約1㎞残り、フナなどの格好の釣り場となっている。
2km (30分)
5 生井桜づつみ
雄大な渡良瀬遊水地を一望できる。望見する富士山は、関東の「富士見百景」に選ばれている。
3km (45分)
6 渡良瀬遊水地
栃木県の南端に位置し、栃木・茨城・埼玉・群馬4県にまたがる面積33㎢の、我が国最大の遊水地。広大なヨシ原の他、多様な植物・動物・昆虫・魚類が生息する「生きている自然の博物館」といえる。
5.8km (90分)
7 野木町煉瓦窯
国の重要文化財で、旧下野煉化製造会社煉瓦窯。ホフマン式円形輪窯を備え、東京駅や鉄道の橋脚などの煉瓦を製造した。
1km (15分)
8 野木神社
源平の争乱期、源頼朝に反旗を翻した常陸国の武将、志田義広の大軍を、小山朝政が当社周辺の戦いで破った。現在の社殿は江戸時代後期、古河藩主土井家が再建したもの。
4.1km (60分)
終点 JR野木駅
間々田駅の一つ南の駅。宇都宮線、湘南新宿ラインが乗り入れる。