「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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足利氏ゆかりの社寺めぐりコース

足利市は、清和源氏の主流となった足利氏の発祥の地です。源姓足利氏がうまれた時代から、室町幕府の初代将軍となった足利尊氏までの時代を凝縮してたどることができ、先人達が残した足跡、鎌倉・室町時代の面影にふれながら歩くことができるコースです。
社寺には足利氏とゆかりの深い文化財も数多く保存されています。特に鑁阿寺本堂は国宝です。中心市街地の街並みや歴史情緒あふれる石だたみの道、足尾山系から連なる山々と渡良瀬川の清流が織りなす豊かな自然など、歴史を感じ、さまざまな景色を楽しむことができます。
番号:109017
◆コースの概要/距離:24.6km、所要時間:372分、高低差:50m 
◆コースの起点/地名:鑁阿寺、最寄駅:JR両毛線 足利駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.4km 
◆コースの終点/地名:善徳寺、最寄駅:JR両毛線 足利駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.4km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/足利市 観光振興課、電話番号:0284-43-8788





起点 鑁阿寺
足利一門の氏寺。源姓足利氏2代目足利義兼が、建久7年(1196年)、邸内に持仏堂を建て、大日如来を祀ったのが始まりです。大正11年『足利氏宅跡』として国の史跡に指定され、平成25年には本堂が国宝に指定されました。
2.8km (42分)
1 吉祥寺
足利頼氏が覚恵和尚を開山として創建したと伝えられ、頼氏の五輪塔(供養塔)が残っています。6月にはアジサイが咲き、毎年6月第4土曜日・日曜日にはアジサイ祭りが行われます。
2.3km (35分)
2 光得寺
足利義氏が、鑁阿上人(2代目義兼)を開山として創建されたといわれています。尊氏の重臣であった高武蔵守師直、南遠州守宗継らの五輪塔19基と、義兼が出家後自ら諸国を遍歴したときの厨子入り大日如来坐像があります。
0.4km (6分)
3 出世稲荷神社
源姓足利氏2代足利義兼が勧請したといわれる由緒ある神社です。
1.9km (28分)
4 樺崎八幡宮(史跡樺崎寺跡)
樺崎八幡宮は、鑁阿寺の開基足利義兼が身内の菩提のために創建した樺崎寺跡(国史跡)のなかにあります。3代目義氏がお堂を建て、八幡を勧請して義兼を合祀したことが八幡宮のはじまりと言われています。現在、樺崎寺跡の浄土庭園の復元を中心とした整備が進められています。
5.8km (90分)
5 法玄寺
足利義兼の長男・義純が、母(北条時子)の菩提のために創建したと伝えられています。この寺には足利市重要文化財である「北条時子姫の五輪塔」が残っています。
0.9km (13分)
6 法楽寺
足利義氏が夢のお告げにより、池の底から引き揚げた阿弥陀如来像を本尊に建長元年(1249年)に創建したと伝えられています。本堂は、足利氏15代目義政の建てた銀閣寺を模して建てられました。
5.2km (78分)
7 平石八幡宮
宮内少輔(しょうゆう)だった源姓足利氏4代の泰氏は、建長3(1251)年36歳で引退して足利に帰り、平石に閉居して「平石殿」と呼ばれました。この平石八幡宮は、閉居したのちに泰氏が創建したものといわれています。
5.3km (80分)
終点 善徳寺
応安元年(1368年)、室町幕府初代将軍の足利尊氏を開基、仏満禅師を開山として創建された名刹です。尊氏の霊位(位牌)と衣冠束帯姿の木坐像が残っています。整然とした庭は訪れる人の心をなごませてくれます。