「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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東松山市ふるさと自然の道 高坂七清水コース

舌のように突き出した高坂台地の東端、肥沃な水田との境目に清冽な清水が湧き出しています。地の利を求めて昔から栄えた土地であったと推測され、巡礼みちや観音みち、千人同心が通ったという八王子道や秩父・児玉道などの古道が交差する要所でもあったようです。歴史のロマンを感じながら昔道をたどるコースです。
番号:111010
◆コースの概要/距離:9.6km、所要時間:170分、高低差:18m ◆コースの起点/地名:高坂駅、最寄駅:東武東上線 高坂駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km ◆コースの終点/地名:高坂駅、最寄駅:東武東上線 高坂駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/夏 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/東松山市 地域生活部ウォーキング推進室、電話番号:0493-21-1439





起点 東武東上線 高坂駅
駅舎の西口側は三角屋根の時計台が設けられた北欧風にイメージされたデザインで、駅西口通りもレンガ舗装でありレトロ調になっている。竣工時点ではこのようなデザインが重視された駅舎は珍しいものだったため、新聞やテレビ番組でも話題になり、さいたま建築景観賞や関東の駅百選に選定されている。
0.9km (15分)
1 高済寺
高済寺は鎌倉時代に小田原北条氏の家臣であった高坂氏の館跡でしたが、江戸時代に長久手の戦・小田原征伐・文禄の役等に功を成した、加賀爪氏が徳川家より高坂の北側半分を賜った後、旗本加賀爪氏一族の菩提寺となっています。本堂左手の少し高い土塁の上にある宝篋印塔は加賀爪累代の墓で県指定文化財になっております。

-km (-分)
2 小剣神社
小剣神社は、水難をよけると共に養蚕の発展を願った。ご神体は日本武尊(やまとたけるのみこと)剣根命(つるぎねのみこと)神社のご神体「小剣大明神像」は源頼朝の家臣、源森次が奉納したと伝えられる。糸巻きを手にした機織姫の石仏は必見です。秋には都幾川の土手が彼岸花で埋め尽くされます。

1.7km (45分)
3 高坂七清水
高坂台地のへりから湧き出す清水。苔むした手掘りの「観音下の清水」、湧出量が最も多い「宮鼻の清水」、くりから不動尊が守る「寺下の清水」、ホテイアオイが咲く「大下の清水」など、それぞれの湧水箇所が個性的です。今も野菜洗い場として活用されている湧水もあります。

1.5km (20分)
4 八幡神社
神社の入り口に立っている老木は、昭和37年に市の天然記念物に指定され、当時は幹回り8メートルもある「大欅」でしたが、大きな根回しは在感です。毎年、秋にはこの木の下で村の平和・家内安全・五穀豊穣・病気・厄払い等、伝統的な獅子舞が奉納されます。

0.2km (10分)
5 香林寺
江戸時代の初めに千手観音を安置して、宮花村の村社として建立されました。今も階段を登って行くと本堂の前に、五基の「板石塔婆」が並んでいます。「心」という字が刻まれたもの、阿弥陀如来が半浮き彫りになったものは珍しいもので、素晴らしい刀痕から石工技術が伺えます。

1.4km (30分)
6 世明寿寺
本尊の千手観音(市指定文化財)は一木造の総高182㎝。平安時代前期の技法を取り入れた室町時代の作です。この観音様には二十八部衆(真言宗の信者を守る)と風神・雷神と合わせて三十体の従者にまもられています。京都・三十三間堂と同じ形式と言われています。

4.1km (50分)
終点 東武東上線 高坂駅