「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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東松山市ふるさと自然の道 百穴・川堤コース

国の史跡の吉見百穴、市指定史跡・岩鼻遺跡で歴史にふれあい豊かな水を運ぶゆっちりとした市野川と滑川の流れを臨みながら、せせらぎに癒される気軽なコースです。車イスやベビーカーでも歩けます。春は桜の名所が続き、初夏は梨の白い花、続く秋には梨狩り、冬はバードウォッチングと四季折々の自然が楽しめます。
番号:111013

◆コースの概要/距離:10km、所要時間:150分、高低差:13m 
◆コースの起点/地名:東松山ウォーキングセンター、最寄駅:東武東上線 東松山駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1km 
◆コースの終点/地名:東松山ウォーキングセンター、最寄駅:東武東上線 東松山駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/東松山市 地域生活部文化スポーツ課ウォーキング推進室、電話番号:0493-21-1439





起点 東松山市 ウォーキングセンター
東松山市ウォーキングセンターは、歩く人たちの中心施設としての機能をもち、自然に対する理解を深めていただくためにつくられました。水辺から雑木林の里山まで、多彩な環境の中に、9kmから26kmまで6コースが設定してあり、自由に歩くことができます。 

3km (40分)
1 吉見百穴
市野川の橋上から左前方の岩壁に、無数の四角い横穴墓が見えるのが、7世紀頃に造られた吉見百穴です。この横穴墓群は江戸時代の古地図にも記録されていましたが、明治時代に東京大学の学生、坪井正五郎が本格的に発掘調査した結果、二百三十数基確認されました。戦後この横穴群を利用して軍事工場が建設され広い横穴は歩いて探索できます。一部の穴にヒカリゴケが自生しています。
 隣接した松山城跡は戦国時代の名城です。上杉、武田の攻防は有名です。

1.8km (30分)
2 岩鼻遺跡
市野川沿いに形成された縄文・弥生・古墳時代などの遺跡が確認された市内でも歴史的に重要な地域なのです。特にこの遺跡から出土した土器は「岩鼻式土器」と銘々されました。古墳時代には、丘陵地一体に多くの古墳が造られ、埴輪・土器・石器などのほか、住居跡からは人々の生活や祈りの様子を表現した土器等がたくさん出土しました。岩鼻運動公園は、陸上競技場、テニスコート、野球場、サッカー場などのスポーツ施設が充実しており、雑木林・桜の広場は親子連れで賑わいます。

0.9km (20分)
3 東平の梨
明治時代初め、この地方に特産物と言える物がなかったことを案じた、南音五郎氏が妻沼町から持ち帰った、梨の木が今日の東平地区の梨生産のはじまりといわれています。桜が終わり、初夏に向かうころあたり一面に咲き乱れる白い梨の花は、この地域に住む人々に安定した産業を約束してくれていますが、今日に至るまでの苦労は計り知れません。美しい花の頃や豊かに実った収穫の頃、この地を歩く時には、そんな人々の事も思い浮かべて美味しい梨を味わってみてください。

4.3km (60分)
終点 東松山市 ウォーキングセンター