「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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東松山市ふるさと自然の道 大谷伝説の里(秋葉道・大谷窯跡コース)

松山宿から火伏せの神、秋葉神社に詣でる「秋葉道」。数々の伝説が残る土地をのんびりと歩きます。上沼・下沼は男沼・女沼と呼ばれ悲恋の物語で伝えられており、市民の憩いの場所です。二つの沼を結ぶ、遊歩道も整備されています。 秋葉道は江戸の大火の際、江戸屋敷を大火からまぬがれた秋葉神社まつり、松山宿からの参詣道を「秋葉道」として利用され、道標を三か所今に残しています。市の花「ぼたん」の関東一の名所「東松山ぼたん園」は、花の時期はたくさんの人で賑います。桜の名所も多く、花も楽しめるコースです。
番号:111014
◆コースの概要/距離:18km、所要時間:240分、高低差:28m ◆コースの起点/地名:東松山ウォーキングセンター、最寄駅:東武東上線 東松山駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1km ◆コースの終点/地名:東松山ウォーキングセンター、最寄駅:東武東上線 東松山駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/春・秋・冬 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/東松山市 地域生活部文化スポーツ課ウォーキング推進室、電話番号:0493-21-1439





起点 東松山市 ウォーキングセンター

東松山市ウォーキングセンターは、歩く人たちの中心施設としての機能をもち、自然に対する理解を深めていただくためにつくられました。水辺から雑木林の里山まで、多彩な環境の中に、9kmから26kmまで6コースが設定してあり、自由に歩くことができます。 
4.5km (60分)
1 熊野神社
天慶三年(940)に東国で反乱した平将門を追討するために平重盛と共に都を発った藤原秀郷は、上州碓氷峠まで進んだところで夢でのお告げにより当地を訪ね、一株の松の根元から紫雲が湧き上がっているのをみて、持っていた鏑矢をその根元に立てて仮に熊野神社を祀ったと伝えています。
2.4km (30分)
2 大谷瓦窯跡
瓦窯跡は、瓦を焼いて製作した窯のことで「登り窯」とよばれる形態をもっています。また、瓦の製造は、寺院建築とともに始まったものです。この窯跡は、地山を掘り窪めて構築したもので、前長760センチメートル、約30度の傾斜をもっています。燃焼部は一段深く掘り込まれて、一つの部屋を形成しています。出土遺物は、軒丸瓦、平瓦、丸瓦、文字瓦などです。年代としては、白鳳時代と思われます。国指定史跡です。
2.2km (30分)
3 秋葉神社
徳川八代将軍吉宗のころ、正月のある日、江戸本郷一円が大火事で焼け野原になった時、森川美濃守の屋敷だけが焼け残った。その時、屋敷の土堀の上に秋葉神社のお祭神「火産霊命」が立っていた。家来たちは、「秋葉さまが江戸まで飛んで行ってご領主さまを守ってくださった」と、その後、美濃守は神社り社殿を改築し、江戸時代が終わるまで、毎年4月18日に例祭に米壱俵を寄進していたということです。いまでも、社殿にはその頃の「銭絵馬」などがかかっています。
2.1km (30分)
4 東松山ぼたん園
市の花「ぼたん」を植生し平成2年3月に開園し、現在では関東有数のぼたん園となりました。例年4月の下旬頃から色鮮やかな花をつけ、現在約350種、約9,100株が植栽されています。植栽されているぼたんの品種数や株数の多さは日本最大級と言えます。
1km (20分)
5 西明寺沼
伝説「河童の詫び証文」の舞台。悪い事ばかりしていた河童の恩返しのお話ですが、「口約束だけではだめ」として、河童に「証文」を書かせていることがおもしろいです。 冬期はめずらしい水鳥も泳いでいます。
3.6km (50分)
6 上沼公園
園内には、木製の複合遊具と池周辺を中心に散策の出来る遊歩道があります。春には桜が綺麗に咲き誇り夜桜のライトアップも行われます。夏にはせせらぎを利用しての水遊びに多くの子供達が遊び、こちらは「おとこはし」「めがね橋」が残ります。その昔、花柳界の花見も開かれたといいます。
1.3km (15分)
7 下沼公園
園内の池には噴水があり、夜にはライトアップが行われます。周囲には桜や柳が植えられ散策道も整備されていますので、お散歩などでのんびりと過ごすのに適した公園です。巡礼坂・観音信仰の伝説秘話、また「をんなはし」の碑もあります。
0.4km (5分)
終点 東松山市 ウォーキングセンター