「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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手賀沼と我孫子の歴史を訪ねるみち

大正ロマンを感じさせる手賀沼は、かつて志賀直哉や武者小路実篤などが住んでいた町として知られている。きがるに歩ける道々には我孫子古墳群や寺社、水生植物園などがある。
番号:112002
◆コースの概要/距離:6km、所要時間:105分、高低差:-m 
◆コースの起点/地名:天神山緑地、最寄駅:JR 我孫子駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.9km 
◆コースの終点/地名:手賀沼公園、最寄駅:JR 我孫子駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.8km 
◆コースの環境・設備/トイレ:-、休憩所:-、水・食料:-、ガイド等:-、看板・標識:-、安全対策:-、近隣の宿泊:- 
◆推奨季節/- 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/我孫子市 商業観光課、電話番号:04-7185-1475





起点 嘉納治五郎邸跡(天神山緑地)
講道館柔道の創始者で教育家としても名高い「嘉納治五郎」の別荘跡。嘉納がこの地に別荘を設けたことで甥の柳宗悦が結婚後に我孫子へ移り住んだとされ、その後に志賀直哉や武者小路実篤ら「白樺派」の文人たちが移り住むきっかけになった。
0.4km (5分)
1 杉村楚人冠記念館
明治から昭和まで活躍した国際的なジャーナリストの杉村楚人冠が暮らしていた邸宅を利用した記念館。当時は庭に水が流れ、手賀沼の景色を間近に見ることができたそうです。庭園には楚人冠が好んだ椿のほか、紅葉などの樹木があり、季節の移り変わりを楽しむことができる。
0.3km (4分)
2 楚人冠公園
杉村楚人冠記念館の裏口からほど近い、山の上にある公園で、手賀沼を見下ろすことができる。園内には楚人冠の「筑波見ゆ冬晴の洪いなる空に」の句碑がある。
0.27km (3分)
3 志賀直哉邸跡(緑雁明緑地)
大正4年から大正12年まで、我孫子で代表作のほとんどを執筆した志賀直哉の邸宅跡地。現在は当時の書斎のみが残されている。この書斎は志賀自身がデザインし、我孫子の名工・佐藤鷹蔵が大正10年に建てた木造平屋の切妻造で、移築の跡、創建当初の部材を再利用しこの場所に復元されたもので、当時の趣を感じることができる。
0.017km (0.1分)
4 白樺文学館
大正時代に創刊された雑誌『白樺』の中心人物である柳宗悦や志賀直哉、武者小路実篤らに関する展示を行う。雑誌「白樺」のほか「工藝」の初版本をはじめ、草稿や書簡などを多く所蔵。地下の音楽室では、柳の妻でアルトの声楽家として活躍した柳兼子の歌曲を鑑賞できる。
0.24km (3分)
5 旧村川別荘
親子二代に渡って西洋古代史学者である村川堅固・賢太郎の別荘。昭和30年代までは沼で遊ぶ鳥を見ることもできたとか。時間によっては市民ガイドがいるので、詳しい説明を聞くことができる。
1.7km (20分)
6 鳥の博物館
全国で唯一、鳥だけを専門に扱っている博物館。テーマの「人と鳥の共存をめざして」をもとに、鳥の起源から現在までの、世界の鳥から手賀沼に住む鳥まで幅広く紹介している。
0.5km (7分)
7 水神山古墳
我孫子市最大の前方後円墳で全長が69mある。後円墳頂部に設けられた主体部には粘土に覆われた割竹型木棺がおさめられ、棺内には首飾りに使用されたと思われるガラス小玉280個のほか、管玉、刀子、針などが副葬されていた。
2.2km (26分)
8 血脇守之助謝恩之碑
歯科学の草分け的な存在である血脇守之助の碑。我孫子尋常小学校(現・我孫子第一小学校)から慶応義塾で学び、一時英語教員になったのち、歯科を医科とならぶ存在とするため各界に働きかけ、東京歯科医学専門学校(現・東京歯科大学)へと発展させた人物。
-km (-分)
終点 手賀沼公園
我孫子市のシンボル「手賀沼」の湖畔にあり、水と緑に親しめる公園。公民館・図書館の複合施設「生涯学習センター アビスタ」があるほか、ミニSLの運行やレンタサイクルの貸し出しが行われている“子ども広場”がある。