「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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前田藩の文化と町並みに出会うみち

加賀二代藩主前田利長公が高岡城築城以来400年を経過した高岡には、国宝や重要文化財、情緒ある町並みなど歴史的遺産が数多く残されています。また、万葉集の編者とされる大伴家持が、奈良時代に越中国守として赴任し、数々の秀歌を残した万葉ゆかりの地でもあります。商業都市としても栄す300年以上の歴史を誇る高岡銅器は全国的に有名です。
歴史的な背景を持つ高岡の魅力を存分に体感して頂けるコースとなっています。

番号:116001
◆コースの概要/距離:9km、所要時間:150分、高低差:8m
◆コースの起点/地名:高岡駅、最寄駅:JR北陸本線 高岡駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの終点/地名:高岡駅、最寄駅:JR北陸本線 高岡駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:無、安全対策:無、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・夏・秋
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/高岡市 教育委員会 体育保健課、電話番号:0766-20-1458





起点 高岡駅
1km (15分)
1 前田利長墓所
加賀前田家二代当主前田利長の墓は、高さが十一m余りの堂々たるものです。菩提寺、参道、墓所といった利長の霊地は、規模、格式ともに全国の大名のなかでも、最高峰を誇ります。墓所と向かい合って建っている繁久寺は墓所の守り寺です。回廊の五百羅漢に心がなごみます。
-km (-分)
2 八丁道
瑞竜寺と前田利長墓所を結んでいる参道は、その長さが約八町(八百七十m)あるところから八丁道と呼ばれています。参道には、五十四基の石灯籠が配置されています。
1.1km (15分)
3 瑞龍寺
瑞龍寺は、高岡の町を開いた加賀前田家二代当主前田利長の菩提寺です。寺は加賀百二十万石の威信をかけた一大事業として約二十年の歳月をかけて建立されました。日本で唯一、七堂伽藍と呼ばれる禅宗の寺院様式を今に残している建造物であり、平成九年には国宝に指定されました。
0.9km (20分)
4 大伴家持像
大伴家持とかたかごの花を囲む少女二人の像で、昭和五十六年に作家米治一によって作成されたものです。日本最古の和歌集「万葉集」の編者といわれる大伴家持は越中国守として高岡に赴任した五年間に多くの優れた歌を詠みました。
0.8km (15分)
5 高岡大仏
奈良、鎌倉と並んで日本三大仏に数えられている高岡大仏は、伝統ある高岡の鋳物技術の粋を集め、三十年の歳月をかけて昭和八年に青銅大仏として完成しました。すべて地元の手による大仏は、銅器製品国内シェアが九十%を超える銅器日本一のまち高岡の象徴です。
0.2km (5分)
6 高岡古城公園
市街地の中心部に広がる桜の名所古城公園は、今から四百年前に加賀前田家二代当主前田利長が築いた高岡城の跡です。城跡の全体の三分の一が水濠で占められています。築城時の堀が完全な形で残っている高岡城跡は、江戸城、弘前城に並ぶ貴重な存在です。
2km (30分)
7 土蔵造りの町並み
町の中心部に、明治後期の大火後に建てられた土蔵造りの旧家が四十二棟建ち並んでいます。明治時代のすぐれた防火建築が今にその姿を残す、町並みを形成しています。高岡最大の祭り「高岡御車山祭り」が繰り広げられるこの界隈は、通称「山町筋」と呼ばれています。
0.5km (10分)
8 鋳物資料館
高岡鋳物発祥の地である金屋町には、四百年にわたる鋳物産業の歴史を背景に、由緒ある古文書や初期の鋳造技術を知ることのできる鋳物製品、多種多様な造型・鋳造道具など、数多くの資料が現存しています。高岡市鋳物資料館は、これらの貴重な資料を収集・展示し、高岡鋳物の歴史と伝統を紹介する町の小さな博物館です。
0.2km (5分)
9 格子作りの町並み
金屋町は今日の高岡の地場産業の基礎を築いた高岡鋳物発祥の地です。四百年の伝統が息づく金屋町は、今も昔の面影を残す趣のある千本格子の家が軒を並べており、石畳の道とマッチして美しい街並みを形成し、平成二十四年に国の伝統的建造物群保存地区の指定を受けました。
1.1km (15分)
10 赤レンガの銀行(富山銀行本店)
当初は高岡共立銀行本店として大正三年十二月に建築されました。設計は東京駅を設計したことで有名な辰野金吾氏の監修のもと清水組の田辺淳吉が担当しました。県内唯一の本格的な洋風建築物といわれています。擬ルネッサンス様式のレンガ造りのこの建物は、「赤レンガの銀行」と呼ばれて市民に親しまれています。
1.2km (20分)
終点 高岡駅