「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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港町今昔の道「敦賀港を巡る」

敦賀開港100周年の一環として整備された金ケ崎緑地は、敦賀港のシンボル緑地で、敷地面積は 35000㎡におよび金ケ崎城跡の杜を背に広がる芝生広場は敦賀サマーフェスティバルの会場にもなります。常宮神社の豊臣軍または倭寇または僧侶が持ち帰ったとされる国宝の新羅鐘(朝鮮鐘)は渡来した鐘では最古のもの。また、敦賀半島の先端に浮かぶ小さな無人島 水島は透明度の高い水質と白砂が魅力的なビーチや灯台など港町の今昔に想いを馳せる道となっています。
番号:118017
◆コースの概要/距離:23.5km、所要時間:240分、高低差:-m 
◆コースの起点/地名:敦賀駅、最寄駅:JR敦賀駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:立石バス停、最寄駅:、最寄のバス停:立石、最寄からの距離:0km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:無、水・食料:無、ガイド等:無、看板・標識:無、安全対策:無、近隣の宿泊:無 
◆推奨季節/- 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/福井県ウオーキング協会、電話番号:0776-28-6980





起点 JR敦賀駅
日本海側の港町として栄えた敦賀市の中心駅である。駅前には都奴賀阿羅斯等(つぬがあらしと)の銅像、駅前通りには港町に因みヤマトよ永遠におよび、鉄道の町ということで銀河鉄道999の銅像がそれぞれ設置されている。
2.4km (30分)
1 金ヶ崎緑地
敦賀港のシンボル緑地で、海沿いに敷設されたボードウォーク・ボードデッキからは敦賀港を一望することができます。周辺には赤レンガ倉庫や旧敦賀港駅(再現)、旧大和田別荘洋館を模した建物が特徴の資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」などがあり、港町敦賀のレトロでロマンチックなムードを楽しむことができる場所です。
2.6km (50分)
2 気比の松原
長さ約1.5km・広さ約40万m2という広大さと、白砂青松のコントラストが印象的な松原。赤松、黒松約17,000本が生い茂る国の名勝地です。三保の松原(静岡県)・虹の松原(佐賀県)と並ぶ日本三大松原の一つで、海水浴場として開放される夏場は、京阪神や中京方面から多数の海水浴客でにぎわいます。
6km (80分)
3 常宮神社
地元では「お産のじょうぐうさん」と呼ばれ親しまれている神社。神功皇后が、ここで皇子の応神天皇を安産したことから、安産の神様として崇められています。神功皇后は、氣比神宮の祭神・仲哀天皇の妻であるため、常宮神社は氣比神宮と夫婦とされ、常宮神社は奥宮といわれています。 毎年7月には、氣比神宮の祭神・仲哀天皇を納めた船神輿が船で海を渡り、神功皇后を祭る常宮神社まで会いに行くというロマンチックな神事が執り行われています。
立地条件や神功皇后が三韓征伐に際して海路の無事を祈願したとの伝えがあることから、航海や漁業の守護神としても信仰されています。
6km (80分)
4 色ヶ浜地区
敦賀湾に面したこの浜は水も美しいと評判で、砂の小島2つからなる水島を眺めることもできます。松尾芭蕉も船を仕立て色ヶ浜に渡り句を詠んでいます。芭蕉が休息した本隆寺には芭蕉の記文及び句碑が残されています。句碑には「小萩ちれますほの小貝 小盃」「衣着て 小貝拾わん いろの月」と刻まれています。無人島「水島」は海水浴のポイント。
6km (110分)
5 立石地区
立石岬は敦賀半島の先端、敦賀湾の入り口に位置します。付近には立石漁港があり、半島を北上する道はこの地点で終端となります。湾内の穏やかな海に、時折ウミネコの鳴声が聞こえる大変静かな場所です。立石岬灯台に明かりが灯ったのは明治14年。鉄道開通を翌年に控え、敦賀の港が飛躍的に発展を遂げていく時代です。立石岬灯台の歴史は、かつて日本海側の玄関口として栄えた港敦賀とともに歩んだ歴史といえるでしょう。
0.5km (10分)
終点 立石バス停