「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



地域を選択する

越前東郷の町並みと一乗谷城下町遺跡

堂田川を中央に取り入れ、石畳の歩道を右に左にと交互に変える。両側には古い町屋が並ぶ美しい通りである。こんな田舎に‥と驚きながらホツとします。季節毎に水辺を飾る花には町の人の愛情が感じられ、ここは知る人ぞ知るおいしいお米の里で「東郷米」で有名です。足羽川からの用水がこの米を育んでいます。そして、戦国時代に栄えた朝倉氏遺跡がある。その佇まいは、静けさの中に忽然と凜としたものを感じさせる幻想的な世界でもあります。
番号:118018
◆コースの概要/距離:10km、所要時間:180分、高低差:10m 
◆コースの起点/地名:越前東郷駅、最寄駅:JR越美北線 越前東郷駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:一乗谷、最寄駅:JR越美北線 一乗谷駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/-
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/福井県ウオーキング協会、電話番号:0776-28-6980





起点 JR越前東郷駅
1km (15分)
1 東郷の町並
東郷の名は鎌倉時代の荘園・東郷荘として初めて現れます。貞治5年(1366)朝倉高景にこの地の地頭職が与えられます。その後朝倉氏滅亡後、天正13年(1585)、長谷川秀一が東郷に入府し、城下町として形成。
しかも大野街道と東郷街道の交差する交通の要衝で、江戸時代は宿場町としてますます発展しました。
町並みは、古民家は多くはありませんが、堂田川沿いに残されており、美しい水の流れに心が洗われるようです。福井市の里川として認定されています。
3km (45分)
2 あさくら水の駅
「人」と「水」との深いかかわりをコンセプトにした、道の駅「一乗谷あさくら水の駅」が平成27年4月4日(土)にオープンしました。
福井名物「越前おろしそば」を味わえるほか、オリジナルのファーストフードや、地場産農産物や加工品(福井市認定加工品)などを販売します。
ビオトープではホタルの飼育を行っており、6月頃には、ホタルが美しく飛び交う姿を観賞することが出来ます。
また、ふれあい情報館では、農業や生きものなどの展示物に加え、ゲーム感覚で学べる体験型展示物があり、一乗周辺の観光情報なども発信しています。

3km (60分)
3 一乗谷 朝倉氏遺跡 入口
戦国大名・朝倉孝景から5代103年にわたり越前を支配した朝倉氏。5代目当主の義景は浅井氏と同盟を組み織田・徳川軍と激突。1573(天正元)年の刀根坂の戦いで大敗後、義景は自害。朝倉家繁栄もここで幕を閉じました。
文化人としても優れていた義景の時代に、一乗谷文化も花開き栄えました。義景が住んだ館跡や館跡庭園など、一乗谷朝倉氏遺跡は見どころ満載です。国指定特別史跡・特別名勝では当時の繁栄を偲ぶことができます。
1km (60分)
4 一乗谷 朝倉氏遺跡 唐門
朝倉攻略に参加した豊臣秀吉が、伏見城にあった唐門を朝倉家の菩提を弔うために寄進したという言い伝えがある。遺跡の中で唯一残された建物です。
2km (60分)
終点 JR一乗谷駅