「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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祈りの道 善光寺道

善光寺道は塩尻市洗馬宿から長野市善光寺までの17宿、80kmを云います。
析りの道、庶民の道としての街道であり、大名行列が往来する道ではありませんでした。
麻績宿から猿ケ馬場峠を越えて答光寺への最後の急峻な峠越えであり、史跡が多く残っています。松尾芭蕉、菅江真澄、正岡子規など多くの文人墨客が利用した道です。
近くには月の都田毎のJ」で有名な銕捨にも立ち寄れます。猿ケ馬場峠よりの街道は毎年手人れをして、指導標・案内板も整備してあり安全に歩くことが出来ます。
番号:120025
◆コースの概要/距離:15.2km、所要時間:330分、高低差:700m
◆コースの起点/地名:聖高原駅、最寄駅:JR篠ノ井線 聖高原駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:稲荷山駅、最寄駅:JR篠ノ井線 稲荷山駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/千曲市川西地区振興連絡協議会、電話番号:026-274-1092





起点 聖高原駅
篠ノ井線聖高原駅下車、駅前広場には万葉歌碑がお出迎え。
トイレ、軽体操で支度を整え、出発進行
0.4km (10分)
1 麻績宿
延喜の官道が通っていた古くから開けた宿場である。麻績の地名は麻(あさ)を績(つむ)ぐと云う意からで、飛鳥時代に高麗からの帰化人が技術を広めた。
0.6km (10分)
2 麻績番所跡、上野山海善寺
麻績宿の街並み、当時のメインストリー卜を通り抜け、番所跡を左折すると突きあたりが海善寺(無住)麻績服部左衛門の供養塔、入り口に道標あり。
4km (70分)
3 お仙の茶屋跡
猿ケ馬場峠に向かって坂道を上り、もう少しで峠という位置にあり、悲恋物語が伝わる茶屋であった。付近には芭蕉句碑、麻績の俳諧師達の句碑があります。
0.5km (10分)
4 猿ケ馬場峠(聖湖)
聖湖(昔は夜叉が池)の湖面でヘラ鮒を釣る太公望の長閑な風景と比較して昔の旅人の気持ちが脳裏を横切るトイレ、レストランでの食事可
1km (20分)
5 念仏石馬塚
峠を越えて緩やかな下り、手入れの行き届いた街道脇に馬が横たえている姿の大石が念仏石、馬塚の史跡を目にする説明板で云われを確認ねがいます。
0.5km (10分)
6 茶屋跡群、葭簀茶屋、火打石茶屋、松崎茶屋、目の出茶屋等
街道の安全確保を目的に幕府より上地を与えられ旅人の安全を確保、多い時は7軒の茶屋があった。
0.5km (10分)
7 火打石一里塚のぞき(大井茶屋、馬頭観音)
街道を行交った当時は茶屋群あり、ヲバステ近道洽いには稲作、畑もあり賑わっていたと思われます。一里塚は善光寺道に現存する唯一の一里塚です。
0.3km (10分)
8 くつ打ち場
桑原宿から猿ケ馬場峠への上り口であり、旅人は勿論、馬も新しい草畦に履き替える場所であった。馬の脚にはめる金具を打ち直す場所でもあった。
1.6km (30分)
9 廻国供養塔無人墓地
修験者が諸国の道湯・霊地で修業を積み帰国後記念に設置した碑であり、末裔は八幡に、無人墓地に祀られている人は石見から善光寺へ参詣者の墓、今でも守っている。
0.2km (15分)
10 開眼寺オバステ正宗酒造元
街道から視界が開ける右側に杉木立に囲まれた山寺が見えてくる、これが開眼寺です、座禅は何時でも可能です。少し下ると七曲の松で有名なオバステ正宗酒造元に到着。
0.6km (15分)
11 桑原宿番所跡、天満宮
桑原宿は猿ケ馬場峠を控える重要な宿場として発達したが江戸時代(350年ほど前)からは旅人・商人の旅能として続き、宿場の面影は今に伝えられている。
0.7km (25分)
12 桑原宿本陣跡、治田神社(上宮)
桑原宿中間地点には本陣跡、関武家屋敷が往時を偲ぶ事が出来る。治田神社は我が郷土の産土の神(うぶすなのかみ)であり、大明神・鎮守様ともいわれ親しまれています。
1.8km (30分)
13 一里塚跡(一里山)八幡宮道分去れ道標
桑原宿を後にして稲荷山宿へ向かう、右手後方は猿ケ馬場峠より歩いて来た善光寺道の山並みが、また銕捨棚田、冠着山を遠望し、一里塚を通過して立派な道標に到着。
1km (25分)
14 稲荷山宿松木本陣跡旧山丹(呉服商屋敷)
天正10年(1852)稲荷山城が築かれ、伝馬制度により宿場として発展、以後商都として栄えた当時の街並みが伝統的建造物群保存地区としてよみがえろうとしております。
1.5km (40分)
15 長谷寺参道標石天用寺、康楽寺
商都稲荷山を後にして、現在発掘中の塩崎遺跡群付近を進み、左山裾には名刹の長谷寺、徳本上人名号碑がある天用寺、西仏房開基の康楽寺を経由して稲荷山駅ヘ
-km (-分)
終点 稲荷山駅
長野市篠ノ井塩崎に設置された駅ですが駅名は稲荷山駅です。
明治33年12月1日開業であり、駅名の由来は諸説ありますが定かではありません。