「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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松代藩の名所旧跡をるぐる歴道と寺めぐりルート

歴史的道すじと真田十万石の城下町「真田家ゆかりの寺巡り」を楽しめる一挙両得のコースです。宝物館や文化財を巡り歴史や文化を知り、後半は、「真田家ゆかりの寺巡り」スタンプラリーが楽しめます。歴史的道すじは、戦国→江戸→幕末→第二次世界大戦と各時代に沿ったポイントがあり、風情ある町並みを存分に味わうことができます。それぞれの趣味思考に応じた新たな発見が期待できます。
番号:120028
◆コースの概要/距離:4.4km、所要時間:66分、高低差:-m 
◆コースの起点/地名:海津城、最寄駅:-、最寄のバス停:アルピコバス松代線 松代、最寄からの距離:0.3km 
◆コースの終点/地名:松代城、最寄駅:-、最寄のバス停:アルピコバス松代線 松代、最寄からの距離:0.3km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/長野市 商工観光部観光振興課、電話番号:026-224-5062





起点 海津城
「山本勘助」が築城し、甲州流築城の模範になったといわれる名城。川中島平全体をにらむ、戦略的に重要な地点にあり、自然の地形を巧みに利用した堅固な造りであった。激戦となった第4回川中島合戦では、信玄がここを基地として出撃する。
0.3km (4.5分)
1 真田邸
九代藩主「幸教」が、義母「貞松院(幸良の夫人)」の住まいとして1864(元治元)年に建築した松代城の城外御殿で、当時は「新御殿」と呼ばれてた。江戸末期の御殿建築の様式をよく伝え、建築史の視点からも貴重な建物。座観式の庭園の四季の風情も見どころ。

-km (-分)
2 真田宝物館
収蔵資料は、大名道具としての武具・刀剣類から藩政に関わる古文書にいたるまで、総数は数万点ともいわれている。「徳川家康」や「石田光成」からの書状等歴史的にも貴重な資料を数多く収蔵しており、関ヶ原合戦当時の情勢等を具に知ることができる。
0.25km (3.75分)
3 文武学校
水戸の「弘道館」にならって藩士の子弟が学問と武道を学ぶ場として、1855(安政2)年に開校した。建物は、創建時の姿を現在に伝る貴重な遺構で、国の史跡にも指定されている。映画や時代劇のロケにもしばしば利用されている。
0.4km (6分)
4 象山神社
幕末の先覚者「佐久間象山」をまつる神社として昭和13年に創建された。総桧材桃山式流造の雄大な本殿を中心に、象山が幕末の志士たちと国家の時勢を論じたという「高義亭」、京都から移築した茶室「煙雨亭」、象山宅跡、生誕の碑などがある。
0.2km (3分)
5 山寺常山邸
「山寺常山」は儒者「鎌原桐山」、維新の先覚者「佐久間象山」とともに“松代三山”と呼ばれ、奉行を務めた人物。象山(裏山)を借景とした庭園には神田川の水を引き入れた池と、浄化の機能を経て下流の屋敷へと通じる水路が残され、城下町のすぐれた水路整備の一端を見ることができる。
0.2km (3分)
6 象山地下壕
松代大本営地下壕は、第二次世界大戦の末期、軍部が本土決戦の最後の拠点として、極秘のうちに、大本営、政府各省等をこの地に移すという計画のもとに、およそ9ヶ月の間に建設されたもの。
0.1km (1.5分)
7 恵明寺
「恵明寺」は、3代藩主「幸道」により造営。度々火災にあい、山門のみ火災から免れ、当時の姿を残しているとのこと。松代の地に杏の栽培を広めた4代藩主「幸道」の正室である「豊姫」の霊屋がある。
0.4km (6分)
8 象山記念館
幕末の思想家である「佐久間象山」に関する資料を展示している。主な展示品は、象山が製作した電気治療機をはじめとする科学に関する資料、象山が政治に関して述べた記録類、それに象山自筆の墨跡類など。
0.25km (3.75分)
9 旧横田家住宅
松代の中級武家住宅の典型的な間取り、構成を残しており、1986(昭和61)年に国の重要文化財に指定さた。遠山を借景とする庭園・菜園、庭に流れる泉水などを見ることができ、江戸時代の中級武士の暮らしが身近に感じられる。
0.2km (3分)
10 大英寺
松代藩初代藩主「信之」の妻「小松姫(「本多忠勝」の娘、「徳川家康」の養女)」の菩提寺。上田の「大英寺(現芳泉寺)」に祀られていたのを、ここに移したと伝えられる。現在の本堂はもとは御霊屋で「万年堂」とも呼ばれている。
0.15km (2.25分)
11 旧金箱住宅
明治初期の豊かな商家の暮らし振りを伝える歴史的建造物群と庭園が見所。
0.3km (4.5分)
12 蓮乗寺
旧本山の「身延山久遠寺」は、かつて海津城の土地にあったが、築城の際に現在の地に移った。現在の本堂は1891(明治24)年に再建したもの。海津城主の須田氏や「佐久間象山」、「和田英」、画家「樋畑翁輔」の墓所がある。
0km (0分)
13 願行寺
「真田信之」が上田から松代へ移封となったとき道山和尚も召し連れて現在地に同じ名前の願行寺を建立した。創建当時は立派な堂が並んでいたが、数度の火災により今の姿になった。信之の近臣が、信之の遺骨などを弔ったといわれ、現在も本堂で受け継がれている。
0.4km (6分)
14 長国寺
松代藩主真田家の菩提寺で、屋根に真田氏の家紋のひとつである六文銭が見える。歴代藩主の墓のほか、「信之」、「信弘」の御霊屋がある。「信之」の御霊屋は重要文化財で、破風の鶴は「左甚五郎」の彫刻と伝えられる。また格天井の絵は「狩野探幽」筆の作といわれている。
0.2km (3分)
15 梅翁寺
梅翁院は初代藩主「信之」の晩年をお世話した側室の「右京」とその両親を弔うために江戸時代、真田家によって建立された「永平寺」「総持寺」両本山の末寺。本堂での座禅体験や“手作り一口おやきとお茶”、漬物、住職夫人の話しが楽しめる。
0.4km (6分)
16 松代藩鐘楼
この鐘楼は、市の指定文化財(建造物)に指定されている。「佐久間象山」が日本で初めて電信実験を成功させた場所とも言われており、近くに「日本電信発祥之地」の碑が建てられている。
0.15km (2.25分)
17 矢澤家表門
この場所は、旧藩時代の松代城登城道で、その両側には真田家の家老職の屋敷が並んでいた。矢沢家の始祖の「綱頼」は「真田幸隆」の弟。矢沢家は真田家重代の筆頭家老を務めてきた家である。この表門は、馬に乗ったまま出入りできるよう設計されており、城門を思わせるもっとも格式の高い門である。
0.5km (7.5分)
終点 松代城(海津城)
真田氏10代が城主を務めたお城。平成18年4月、財団法人日本城郭協会より「日本百名城」に認定されている。