「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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踊子歩道

「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、 雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追ってきた…」
 川端康成の名作「伊豆の踊子」の書き出しである。 詩情鮮やかに天城のイメージを表わした名文である。学生と踊子が歩いた道のりを辿る、水生地下から湯ヶ野までの文化的な魅力と滝や過ぎ並木といった見どころも多々あり、新緑や紅葉の時期は大の人でにぎわいます。
番号:122003
◆コースの概要/距離:13.7km、所要時間:270分、高低差:500m 
◆コースの起点/地名:水生地下、最寄駅:-、最寄のバス停:東海バス 水生地下、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:伊豆の踊子文学碑、最寄駅:-、最寄のバス停:東海バス 湯ヶ野、最寄からの距離:0.5km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋 
◆その他/山林の歩道 
◆コースに関する問い合わせ先/河津町産業振興課・伊豆歩倶楽部、電話番号:0558-34-1946





起点 水生地下
国道414号線沿いのバス停です。
0.8km (5分)
1 川端康成の碑
川端康成直筆の「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思ふころ・・」という書き出しの名文が刻まれ、同氏の銅板のレリーフがはめ込まれています。
1km (20分)
2 旧天城トンネル
石造りのトンネルとしては国内で最も長く、道路のトンネルとしては初めて国の重要文化財に指定されました。苔むして、ひっそりとたたずみも中はひんやりと冷たく、昔の空気がそのまま残っているかのよう。ここは、いわずと知れた「伊豆の踊子」ゆかりの地。映画にも何度も登場している。
2.1km (35分)
3 二階滝
旧道沿いの寒天橋のすぐ下にあり、二段になって落ちる高さ20mの滝。本谷川(河津川)の源流初めての滝で、まわりは木々が多く茂っています。紅葉や新緑の時期など景観の美しい天城の名瀑の1つです。

3.4km (65分)
4 宗太郎杉並木
宗太郎杉並木は、明治10年に植えられた樹齢130年を超える「宗太郎人工杉学術参考保護林」で、「宗太郎」とは昔この地を開発した人の名です。近くの宗太郎園地にはハイカーのための休憩舎があります。杉の美林がうっそうと立ち並ぶ林道です。
3.1km (80分)
5 河津七滝
個性豊かな7つの滝(大滝・かに滝・釜滝・えび滝・蛇滝・出合滝・初景滝)があります。遊歩道が整備されているので、気軽に渓谷浴を楽しめます。
3.3km (39分)
終点 伊豆の踊子文学碑
昭和41年11月、名作「伊豆の踊子」の舞台となったことを記念して川端康成ゆかりの宿「福田家」の隣に建てられたもの。