「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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かんなみ歴史ロマン街道

平安時代から鎌倉時代、歴史の運命を決めようとする動きが伊豆で起こっていました。高源寺への道は、源頼朝や僧・万巻が歩いたかも知れません。また、古くより村人の篤い信仰心によって守り継がれてきた文化財や仏像がたくさんあります。起点はJR東海道本線「函南駅」になっていますが、車で来る方は「かんなみ仏の里美術館」を起点として美術館駐車場(無料)をご利用ください。高低差は多少ありますが交通量は少な<歩きやすいコースです、未舗装の道は高源寺~神原七観音間の1kmとなっています。
番号:122017
◆コースの概要/距離:7.8km、所要時間:150分、高低差:-m ◆コースの起点/地名:函南駅、最寄駅:JR東海道線 TYUN駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km ◆コースの終点/地名:函南駅、最寄駅:JR東海道線 TYUN駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:無、安全対策:無、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/春・夏・秋・冬 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/函南町 農林商工課、電話番号:055-979-8114





起点 JR函南駅
1.2km (25分)
1 冷川不動尊・不動滝
京都高雄にある神護寺の再興を後白河上皇に強<訴えた為、伊豆に流された文覚上人により造られたといわれている。大正7年に始まった丹那トンネルエ事の頃、鹿島組配下の井渾組がこの不動尊を篤<信仰していたため大変賑わった。今も地元の人達に篤く信仰されている。
0.8km (15分)
2 高源寺
伊豆へ流された源頼朝が平家の監視役の目を逃れ、遠く離れた山の中にあるこの高源寺で源氏再興の密議をしたと言われ、平家討伐の初陣となる石橋山の戦い(1180年)に臨む際の旗揚げの地とも云われている、参道は苔むして古刹の風情が色濃い。
1km (20分)
3 神原七観音
古くより地獄に落ちた人々を救ってくれる仏様としてお地蔵様が祀られ、特に日金山の地蔵信仰は盛んになり、この七観音も日金参詣道の道筋に参詣の安全を祈って建てられた。道標には「右あたみ道・左やま道」と刻まれている。
1.3km (25分)
4 桑原薬師堂
かんなみ仏の里美術館が開館するまで村人たちの信仰の対象として24体の仏像が祀られていたお堂。明治30年代に建てられ、現在は空となっているが往時をしのぶことができる。
0km (0分)
5 桑原西国三十三所観音霊場
観音菩薩が衆生を救うとき33の姿に変化するという信仰に由来し、33の霊場を巡ると現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、桓楽往生できると信じられ、巡礼が盛んになった。この霊場は文化3年(1806年)本霊場と同じ功徳が得られる「写し霊場」として作られた。
0.3km (5分)
6 かんなみ仏の里美術館
平成24年4月に開館した仏像専門の美術館。平安時代作の薬師如来坐像や鎌倉時代作の阿弥陀如来三尊像(重文)など24体の仏像が永い間里人により守られ保存されてきた。十二神将像は十二体すべてが揃っていて関東地方では大変貴重な存在となっている。
0.3km (5分)
7 双体道祖神
塞の神(サイノカミ)。江戸時代、各村々では疫病や悪いことが村の中に入って来ないようにと村の入り口に祀った守り神。伊豆地方には数少ない双休の道祖神。
0.3km (5分)
8 万巻塚
万巻上人は箱根神社を創建した奈良時代の僧で、当時箱根神社の神領だった桑原の地をこよな<愛した。弟子たちは上人の死後新光寺という大きなお寺を建て供養したが今は廃寺となり伝承のみ残る。しかし村人は今も上人を慕い続け来光川沿いに残るこの塚を守り続けている。
1.3km (25分)
9 春日神社のオオクスノキ
昭和29年に県指定天然記念物に指定されている。樹齢は推定900年、平成15年の調査で幹回り9.7m、樹高25mあり青々とした葉で日陰を作り道行く人々を見守っている。
0.9km (15分)
10 北条宗時・狩野茂光の墓所
源頼朝平家討伐の挙兵に加わり石橋山の戦いで戦死した北条時政の長男宗時と同じ<橋山の戦いに敗れ、箱根を越え逃げ帰る途中自害した伊豆の豪族狩野茂光の二人を弔うために小高い丘に五輪塔と慰霊碑が建っている。
0.4km (10分)
終点 JR函南駅