「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



地域を選択する

あいさいロード

広大な水郷地帯で、あちこちに高台となった場所に細く道が続く不思議な風景です。かつては、佐屋川・天王川という大河で高台は堤防の跡です。メインルー卜は、明治時代に廃川となった木曽川の支流佐屋川などの堤防上に残る道です。江戸時代の御囲堤の一部で日本最大の海抜Om地帯において、蓮田や水田など農村風景を楽しむことができます。サブルートは、江戸時代に廃川となった天王川堤防上に残る道で、津島上街道の一部、信長が生誕地勝幡城から津島港へ歩いた道でした。メイン・サブルー卜はV字につながり周遊できます。
番号:123001
◆コースの概要/距離:32km、所要時間:337分、高低差:9m 
◆コースの起点/地名:八開庁舎、最寄駅:名鉄尾西線 六輪駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:3.5km 
◆コースの終点/地名:佐屋駅、最寄駅:名鉄尾西線 佐屋駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:無、安全対策:有、近隣の宿泊:無 
◆推奨季節/春・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/愛西市 経済建設部経済課 愛西市観光協会、電話番号:0567-55-9993
起点 愛西市八開庁舎
バス停あり。愛西市は旧佐屋・佐織・立田・八開の4町村が合併して成立しました。旧八開村役場です。
1.9km (22分)
1 西光寺
尾張藩重臣だった藤ケ瀬横井家の菩提寺、俳人でも有名だった横井也有の墓碑もあります。近くに束海大橋があります。
1.7km (20分)
2 宇太志神社
鵜多須町の氏神で、延喜式にも記載がある古社です。
1.1km (13分)
3 山神社
鵜多須町の氏神で、境内はかつての佐屋川堤防の高さを唯一残しています。鳥居横に佐屋川堤防すなわち御囲堤の解説板が立っています。
1km (11分)
4 白山神社
二子町定納地区の氏神で、毎年2月11日に開催されるオビシヤという祭礼(新成人を祝う祭)は市の無形文化財に指定されています。
1km (12分)
5 一心寺
尾張藩重臣だった赤日横井家の菩提寺、住職が花蓮を育てておられます。周辺の赤目町は当地固有の水屋建築がたくさん見られます。
1.9km (23分)
6 早尾の渡址
江戸時代の佐屋川には約2㎞おきに渡しがありました。旧堤防上に解説板が設置されています。近くの早尾町常徳寺は早尾東城址とされます。高台となって田園風景が美しい。
2.2km (26分)
7 宮地の渡址
江戸時代にあった津島神社と多度大社とをつなぐ多度道(現在は無い)が佐屋川を渡る場所であり、地蔵堂脇に解説板が設置されています。
km (-分)
8 富岡神社遥拝所
見晴らしの良い堤防上に、道の駅立田ふれあいの里の横にある立田輪中の総鎮守社である富岡神社を遥拝する祠があります。この辺りの農家には槙の生垣が続いています。
0.4km (5分)
9 専隋寺
森川町にある浄土真宗の寺院ですが、境内には珍しい赤芽白山桜があります。昭和34年の伊勢湾で倒壊しましたが、かつての樹勢を取り戻しています。
1.3km (15分)
10 梶島(常瑞寺)
梶島は佐屋川と木曽川との合流点にある島でしたが、現在は木曽川堤防下に広がる田園地帯に高台となっています。佐屋川に流されてきた木曽檜の筏を組みかえる場所でした。
0.9km (10分)
11 川平港址
明治天皇が東幸される時、桑名宿から三里の渡しを通過されましたが、佐屋川が浅いため、川平で上陸され佐屋に向かわれました。住宅街の一角に記念碑が立っています。
2km (3分)
12 善定坊
西保町にある浄土真宗の寺院ですが、寺の山門は、佐屋代官所の門を移築したもので市の文化財に指定されています。
0.5km (5分)
13 星大明社
西保町の氏神社で、毎年7月第3日曜に開催される尾張津島天王祭に登場する市江車が前日の土曜日に試楽を奉納します。また、10月に開催される秋祭も盛大です。
-km (-分)
14 佐屋河原
講談によると山田真龍軒と荒木又衛門が決闘した地とされ、山田真龍軒の墓とされる五輸塔の石が地蔵堂横にあります。
0.6km (6分)
15 佐屋代官所址
佐屋街道の宿場町であり、桑名までは三里の渡しと呼ばれる木曽川を通る渡船がありました。佐屋代官所址、加藤高明顕彰碑などの石碑が残され、また、案内板が設置されています。
-km (-分)
16 津島高校 (津島市)
佐屋川が廃川となった明治時代末期に設立された愛知第3中学校からの歴史があり、校内にある旧講堂や校門に面影が残っています。天王川と佐屋川の合流点にあたります。
0.3km (3分)
17 水鶏塚
江戸時代の松尾芭蕉が当地で詠んだ「水鶏鳴くと人のいえはや佐屋泊まり」句碑があります。
0.6km (6分)
18 佐屋駅
名古屋鉄道尾西線の駅。 1898(明治31)年に尾西鉄道として開業した名古屋鉄道で最も古い駅の―つ。使用されていた蒸気機関車は犬山市にある博物館明治村にある。
km (-分)
19 天王川公園 (津島市)
江戸時代中期まで流れていた天王川の河川敷を整備した桜や藤が綺麗な公園で、港町津島の名残を留めています。毎年7月第3土日曜に開催される尾張津島天王祭の会場となります。
0.7km (7分)
20 津島神社 (津島市)
スサノオノミコトを祀り疫病退散にご利益があるとされる神社、江戸時代には牛頭天王を祀る総本社とされました。織田信長などからも崇敬され、尾張津島天王祭は最大の祭礼です。
0.6km (6分)
21 本町通り (津島市)
織田信長は津島港の経済力で尾張を統一したとされ、津島市の本町通り沿いには今でも江戸時代から続く古い商家の建物が残っています。
1.2km (14分)
22 兼平堤
津島市兼平町から愛西市小津町まで高台となった路地が続いています。かつての天王川(現在は新堀川)の堤防であり、江戸時代には津島上街道と呼ばれた主要街道でした。
0.6km (7分)
23 釜地蔵寺
真言宗の寺院ですが、本尊は尾張地方に多い鋳鉄製で県の指定文化財で、釜の上に立っている姿から命名されています。継母から虐められていた子を救った地蔵伝承が伝わります。
0.5km (6分)
24 巡見橋
津島上街道が江戸時代の巡見使が通った巡見街道と合流する場所にかかる橋に名前が残されています。天王川は江戸時代の治水工事により流れが逆となった領内川となっています。
1.4km (16分)
25 勝幡城址
永正年間に織田信長の祖父信定が築いたとされます。勝幡の織田家は清須本家の奉行職でしたが、津島港の経済力を背景に勢力を伸ばし信長の代になり尾張統一しました。
1.1km (12分)
終点勝幡駅
名古屋鉄道津島線の駅。駅前広場に勝幡で生まれた織田信長 (吉法師)を抱く父信秀と母土田御前の愛妻像と勝幡城の模型などがあります。