「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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はず夢ウォーク 三河の海と船溜コース

周囲を山に囲まれ南に三河湾が広がる、古代から海運や漁業が盛んな、海と深い関わりを持った地域です。
三河湾に沿って歩き、6カ所の船溜まりを経由します。波穏やかな三河湾の眺めとともに、小型漁船や釣り船、漁具や魚市場など磯の香と独特の風情が楽しめます。
地元の民話を紹介するパネルが所々に設置され、海に生きた先人たちの息づかいが伝わります。また、地場産業である幡豆石(護岸工事等の花崗岩)の集積埠頭や、潮干狩り場を直近に眺められます。幡豆の自然景観、地形、歴史、産業を色濃く感じてください。
番号:123011
◆コースの概要/距離:12.3km、所要時間:180分、高低差:35m 
◆コースの起点/地名:三河鳥羽駅、最寄駅:名鉄蒲郡線 三河鳥羽駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
 ◆コースの終点/地名:こどもの国駅、最寄駅:名鉄蒲郡線 こどもの国駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・秋・冬 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/西尾市 教育委員会生涯学習課 幡豆公民館、電話番号:0563-63-0130





起点 三河鳥羽駅
名鉄蒲郡線西の起点吉良吉田からひとつめ、無人駅(蒲郡線の中間駅はすべて)で駅舎もない。駅前は市が借用して駐車場とトイレを整備。毎年2月第2日曜は、国指定文化財「鳥羽の火祭り」の下車駅として賑わいをみせる。
1.5km (20分)
1 ワイキキビーチ東端
西尾市合併以前に吉良町が整備した海水浴場と海浜公園の名称が「吉良ワイキキビーチ」。8月下旬には、本場のプロダンサーと全国からフラの愛好者が集う「ハワイアンフェスティバル」が開催される。
2.4km (35分)
2 民話サイン「浜に上がったくじら」
八幡川河口防潮樋門の東脇。河口の沖に迷い込んだくじらを、村中の漁師が総出で捕獲する江戸時代末期の実話。付近の海岸では、越冬するカモやカモメの大群が見られる。
2.7km (40分)
3 民話サイン「へひり浜」
寺部海水浴場の東100m。戦国期幡豆の領主小笠原家の高貴な姫が、岩から立ち上がる際にうっかりプっとしてしまった話。渥美・知多半島から三重県神島まで望む景勝地で、隣には三河湾案内サインも設置されている。
1km (15分)
4 桑畑船溜
東に向いた入り江で、愛知こどもの国のSLの汽笛が聞こえ、蒲郡市西浦温泉が望まれる。向いのポケットパークに民話サイン「走り付けの戦い・かにくれ」が設置。戦国期、松平軍と幡豆小笠原軍との攻防秘話とそれに巻き込まれた地元漁師のエピソード。
1km (15分)
5 ハズ観音妙善寺
「中風除けかぼちゃ寺」として賑わう寺院。冬至には「かぼちゃサミット」が開催される。門前には、由来となった民話「お告げのかぼちゃ」サイン、「幡豆石とストーンカップ」案内サインが並び、その背後に黒松の大木が並ぶ。
0.8km (10分)
6 東幡豆海岸
西尾市は、抹茶、ウナギとともにアサリの全国屈指の産地。数ある潮干狩り場の中でも、賑わいとロケーションで群を抜くのが東幡豆海岸。大潮になると沖合500mほどの前島まで砂州がつながるトンボロ現象がみられる。
2.9km (45分)
終点 こどもの国駅
蒲郡線(吉良吉田~蒲郡)のほぼ中間。昭和49年県政100年記念事業「愛知こどもの国」開園に伴い、移築改称された。蒲郡線中間駅唯一の橋上ホームだが、バリアフリー措置はされていない。駅前は電車利用者の駐車場として開放されている。