「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



地域を選択する

伊勢街道(伊勢街道・外宮、内宮へのみち)

「伊勢にいきたい伊勢路がみたい、せめて一生に一度でも」と道中伊勢音頭にうたわれたように、伊勢参りは庶民の夢でした。
特に『おかげ参り』には、半年間で約458万人の参宮者があったと記録されています。外宮から内宮へ向かう古市参宮街道は、伊勢参りと共に栄えました。その中でも古市は、参宮を済ませた人々の精進落としの場として、『伊勢参り大神宮へもちょっとより』とうたわれたように、吉原・島原と並ぶ三大遊廓のひとつに数えられました。また数々の由緒あるお寺のある古の王道です。

番号:124009
◆コースの概要/距離:6km、所要時間:100分、高低差:-m
◆コースの起点/地名:外宮、最寄駅:JR・近鉄 伊勢市駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.5km
◆コースの終点/地名:内宮、最寄駅:近鉄 五十鈴川駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:2.5km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・秋
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/伊勢市 産業観光部観光誘客課、電話番号:0596-21-5565





起点 外宮
天照大御神の食事をつかさどる神様、豊受大御神が祀られています。豊受大御神は、“衣食住をはじめ、あらゆる産業の守り神”とされています。
0.2km (3分)
1 せんぐう館
外宮のまがたま池のほとりにあり、20年に一度行われる神宮で最も重要なおまつり「式年遷宮」を伝えるために第62回神宮式年遷宮を記念して建てられました。式年遷宮時に神様に捧げられる御装束神宝の調製の技や社殿造営に関する道具が丁寧に紹介されているほか、御正殿の一部が原寸大で展示されています。
1.9km (24分)
2 大林寺・油屋跡
寛政8年(1796年)、古市の妓楼油屋で遊女お紺と孫福斎の殺傷事件「油屋騒動」が起こりました。この事件は近松徳三により「伊勢音頭恋寝刃」という歌舞伎になり、現在も演じられています。大林寺にはお紺と孫福斎の比翼塚がひっそりと建っています。
0.5km (6分)
3 伊勢古市参宮街道資料館
参宮街道の歴史や、参宮帰りの客で賑わった遊郭、古市を中心に栄えた伊勢歌舞伎についての資料や映像を見ることができます。
1.0km (12分)
4 伊藤小坡美術館
明治から昭和にかけて京都画壇の中心として活躍した伊藤小坡の作品を展示しています。土蔵をイメージした静かな雰囲気の建物です。
0.2km (3分)
5 猿田彦神社
物事のはじめに災いを祓い良い方向へ導いてくれる“みちひらきの神”猿田彦大神が祀られており、家業繁栄や交通安全、方位除にもご利益がある神社です。
0.5km (6分)
6 おはらい町
内宮の鳥居前町として栄え、約800mの美しい石畳が続くおはらい町。通りには、伊勢特有の切妻・入母屋・妻入り様式の町並みが連なり、レトロな雰囲気が楽しめます。
1.2km (15分)
終点 内宮
“日本人の総氏神”天照大御神が祀られています。緑豊かな森に包まれ、一年中多くの参拝者であふれています。