「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



地域を選択する

熊野・よみがえりの道

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のひとつである「熊野古道伊勢路」は、古代から中世にかけ、熊野三山の信仰が高まり、多くの人々が熊野に参詣しました。当時は、人影の少ない長く険しい山道を越え、ひたすら神々や仏の救いを心に念じて熊野へと歩みを進める祈りの道でした。また大自然の営みがつくりあげた美しい自然が広がるとともに、神話の時代から続く悠久の時間や旅人の祈り、文人たちの遺跡や文学的心境も偲びつつ散策できる道です。峠越え、古い町並み、雄大な海、日本最古の神社等各々の表情が楽しめます。
番号:124011
◆コースの概要/距離:5km、所要時間:105分、高低差:130m 
◆コースの起点/地名:鬼ヶ城、最寄駅:-、最寄のバス停:三重交通バス鬼ヶ城東口、最寄からの距離:0.3km 
◆コースの終点/地名:花の窟、最寄駅:-、最寄のバス停:三重交通バス 花の窟、最寄からの距離:0.1km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・秋・冬 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/熊野市 観光スポーツ交流課、電話番号:059-89-4111





起点 鬼ケ城
吉野熊野国立公園に属し、世界遺産、国の天然記念物及び名勝。急激な地盤の隆起と風蝕、海蝕によって造り出された他に類を見ない奇岩地帯です。1.2kmにわたり大小無数の洞窟があり、「日本百景」に選定されています。
-km (-分)
1 鬼ケ城センター
熊野を「知る」「感じる」「味わうう」をコンセプトにカフエ・売店・軽食テイクアウト、観光情報発信コーナー、レストランを兼ね備え、熊野の四季を感じられるお食事と特産品を取りそろえた、まるごと熊野を体感できる施設です。
0.9km (12分)
2 松本峠(登り□)
0.4km (25分)
3 松本峠
世界遺産・熊野古道伊勢路。渓流に沿っているため、その断面や構造が見て取れる唯一の古道で、渓流を渡る石橋も伊勢路では最大です。峠の茶屋跡の前には高さ170cmの地蔵があり、この地蔵は妖怪と間違えられて鉄砲で撃たれたという伝説が残っています。
0.3km (10分)
4 東屋
峠から約10分程東へ歩くと、熊野速玉大社がある和歌山県新宮まで約22kmも続く日本一長い砂諌海岸である七里御浜や熊野灘、熊野三山の山並みなどが―望できます。
0.3km (10分)
5 松本峠(分岐)
0.3km (12分)
6 松本峠(降り□)
-km (-分)
7 紀南ツアーデザインセンター
ありのままの熊野を楽しむ、三重・紀南エコツーリズムの旅の拠点であり、熊野古道を歩く方や地域の方々の休憩所・案内所・寄り合い所です。館内では熊野に根付く物品を販売しています。また、建物は古民家を活用しており、築125年以上のものです。
1km (13分)
8 熊野古道おもてなし館
築130年の古民家を改修した休憩所・観光案内所です。熊野市の観光情報の発信、熊野特産品やテイクアウト商品の販売などを行っています。熊野古道を歩いた後に和室でコーヒーなどを飲みながらゆっくリと休憩できます。

1km (13分)
9 獅子巌
世界遺産、国の天然記念物及び名勝。地盤の隆起と海蝕によって生まれた高さ約25m・周囲約210mの奇岩で、獅子が海にむかって吼えているように見えます。井戸川上流にある大馬神社の狛犬と言われており、現在も元宮の境内には狛犬が置かれていません。
0.3km (4分)
10 浜街道(七里御浜)
世界遺産。熊野市街から七里御浜に沿つて、熊野速玉大社が鎮座する新宮を目指すのが浜街道です。熊野参詣道伊勢路を往来する巡礼者や旅人は、松本峠で平坦な七里御浜を見下ろして、熊野三山が近くなり心の安らぎをおぱえたと巡礼道中記に記されています。
0.5km (6分)
11 お綱茶屋
花の窟のすぐ横にあり、地元特産品の熊野地鶏を使った親子丼、花の窟にまつわる古代米を使ったうどんやみたらし団子、熊野名物のめはり寿司やさんま寿司も昧わうことができます。施設内には花の窟にまつわる資料を展示し、歴史・由来を伝えています。
-km (-分)
終点 花の窟
世界遺産。神々の母・イザナミノミコトの御陵であり、日本書紀にも記されている日本最古の神社。社殿はなく高さ約45mの巨岩を御神体とし、古来の自然崇拝がそのまま残っています。毎年2月2日・10月2日には、「お綱かけ神事」が執り行われます。