「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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熊野・赤木城趾と日本の原風景の道

古来より銅などの鉱山資源に恵まれ、中世には盛んに刀鍛冶が行われていました。森林も豊かで戦国期にはたぴたび熊野の木材が切り出されていました。豊臣秀吉の閤検地の厳しい取りたてにより、大きな一揆がたびたびおこりました。群雄が割拠し、天下統-を目指し争った戦国時代の情景が浮かび上がる場所でもあります。また、稲穂の国、棚田一枚一枚には古来から変わらぬ伝統的なふるさとの風景を伝えてくれます。当時の時代背景や四季折々の美しい山里や人が作りながら自然と調和した類い稀な棚田風景を楽しむことができます。
番号:124012
◆コースの概要/距離:5.6km、所要時間:70分、高低差:170m
◆コースの起点/地名:赤木城跡、最寄駅:-、最寄のバス停:三重交通バス 赤木、最寄からの距離:0.7km 
◆コースの終点/地名:丸山千枚田、最寄駅:-、最寄のバス停:三重交通バス 千枚田・通り峠入口、最寄からの距離:1.2km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/熊野市 観光スポーツ交流課、電話番号:0597-89-4111





起点 赤木城跡
国史跡。1588年頃、築城の名手といわれた藤堂高虎が築城。尾根を利用して築かれた郭配置は、中世山城の様相を引き継いでいます。築城当時の原形を残した城跡は、全国でも少なく責重です。朝もやに浮かぶ城跡は、幻想的で天空の城ともいわれています。
1.2km (15分)
1 田平子峠刑場跡
赤木城跡とともに国指定文化財に指定。豊臣、徳川両政権の重鎮であった藤堂高虎らの新領主に農民一揆で抵抗した北山の人々が処刑された刑場の跡で、こうした新領主に対し、在地の旧来勢力が抵抗をくり返しながらも鎮圧されていく過程を示す重要な遺跡です。
3.1km (40分)
2 丸山神社
千枚田の中央に石の神としてしられる石凝姥命(いしこりどめのみこと)が祀まつられています。丸山にこの神様を祀った理由は明らかではないが、棚田の石垣は地元の石工識人の黒鍬(くろくわ)の石垣普請技術で築いたといわれていいます。
0.5km (1分)
終点 丸山干枚田
曰本の棚田百選に選ばれた「丸山千枚田」は、1,340枚という日本有数の規模を誇る棚田で、その景観は日本一とも称されています。四季を通じて変化していく棚田は、自然にやさしく共存共栄してきた日本の伝統的なふるさとの風景を今に伝えています。