「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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海女文化が息づくみち

太平洋の大海原を望み、海女文化にふれながら進む道です。麦埼灯台を見たり、きらきらした海を眺めながら砂浜も歩き、あづり浜へと向かいます。
海女漁を生活の生業として暮らす海女さんが一番多い地区でもあり、時期によっては磯笛とともに海女漁を見ることができます。爽やかな潮風に吹かれながら、自然の雄大さやこの地に暮らす人々の生活を感じながら歩くにはもってこいの道となっています。
番号:124021
◆コースの概要/距離:8.7km、所要時間:130分、高低差:20.3m 
◆コースの起点/地名:片田郵便局前、最寄駅:-、最寄のバス停:三重交通バス 御座線 片田、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:あづり浜、最寄駅:-、最寄のバス停:三重交通バス 御座線 あづり浜、最寄からの距離:0.2km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋・冬 
◆その他/荒天時や波浪・高潮注意報、警報発令時等は歩行しない 
◆コースに関する問い合わせ先/志摩市 商工観光部観光戦略室、電話番号:0599-44-0005





起点 片田郵便局前
「片田」バス停が近くにあり、公共交通機関利用なら便利。付近に駐車場なし。
1km (15分)
1 麦崎灯台
志摩市には3つの灯台があり、麦崎灯台はその一つ。時期によるが、この灯台下の磯で海女漁を見ることができる。「日本の音風景百選」に選ばれた場所で、磯笛も聞こえるスポット。
3km (45分)
2 広の浜
約2㎞の砂浜が続き、海には指定天然記念物「暖地性砂防植物群落」に指定されている大島と小島を見ることができる。大島では、夏になると白い可憐なはまゆうが咲き始める。この大島周辺は海の幸に恵まれ、海女たちの絶好の漁場。時期には海女漁を見ることができる。
1.5km (23分)
3 和具漁港手前付近
道には昔ながらの海女小屋が並んでいて、海女さんがいれば声をかけるのも一興。
0.5km (7分)
4 和具漁港
外洋に面した和具漁港は、三重県内でも屈指の規模を誇り、魚介類は刺し網や海女漁、一本釣りなどで漁獲されるため、高級魚が多いのも特徴。春には海女漁の解禁、ついで「ケンケン」と呼ばれるかつお漁が始まり、初夏には最盛期を迎える。10月には、伊勢えび漁が解禁となり、真っ赤な刺し網がいっせいに漁港に彩りを添え、春まで続く。刺し網から伊勢えびを外す光景が間近で見られるため、地元の漁師さんに声をかけるのも一興。
1km (15分)
5 越賀の舞台
幕末の頃、志摩の各村で歌舞伎や地芝居が盛んになり、村々で舞台が新設されたが、今では越賀舞台のみとなった。形状は入母屋造りで総瓦葺き、柱の屋根組の組み合わせは江戸末期の建築様式をよく残している。また、床下には廻り舞台のロクロ組みをそのまま保存し、正面右側2階には太夫座の出小屋を、階下には囃子方の席を置いている。県指定有形民俗文化財。 
1.4km (21分)
6 あずり浜
太陽の日差しを浴びてキラキラ輝く昼間の風景もステキだが、特に夕景が素晴らしい浜。釣りや磯遊びなど、海のあそびが満喫できる。
0.3km (4分)
終点 海女小屋体験施設 さとうみ庵
志摩市観光協会が運営している施設で、現役の海女さん・元海女さんから、普段はなかなか聞くことのできない海女漁の話しを聞きながら、志摩の海で獲れた伊勢えびや鮑(あわび)、サザエ等の新鮮な魚介類や志摩の郷土料理「てこね寿司」を堪能していただける。気さくな海女さんとの会話とともにいただく海の幸の味わいは格別。