「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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津市森林セラピー基地 三多気蔵王コース

名勝三多気から美杉の東の屋根「大洞山」の山麗を歩く道。起点周辺の桜並木は国指定文化財で桜の名所100選にも選ばれている。
 棚田に移る美しい桜並木を抜けると、山道。樹齢800年の大椿がある「真福院」を経て、太郎生地域を目指す。中間点までは、勾配が強く、一気に標高が上がっていくため、健脚者向けのコースではあるものの、あせらずゆっくり歩けば、難易度はそう高くはない。
たろっと(太郎人)三国屋は宿泊することもできるため、時間に追われずに、1日ゆっくり歩くことに集中していただくこともできる。

番号:124044

◆コースの概要/距離:5.4km、所要時間:150分、高低差:400m 
◆コースの起点/地名:三多気の桜駐車場、最寄駅:-、最寄のバス停:市営バス逢坂・飯坂線 三多気、最寄からの距離:0.1km
◆コースの終点/地名:たろっと三国屋、最寄駅:-、最寄のバス停:三重交通バス奥津線 南出口、最寄からの距離:0.2km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/津市 美杉総合支所 地域振興課、電話番号:059-272-8082





起点 三多気の桜駐車場
桜の観光者の駐車場として利用されている駐車場で桜のシーズンには大変賑わう。桜のシーズン以外には、美杉の東の屋根「大洞山」への登山(トレッキング)などに利用される方も多い。
0.5km (15分)
1 国登録有形文化財 「田中家母屋」
画像を貼り付け(中央寄せ)
0.4km (15分)
2 棚田の桜撮影スポット
水が張ちれた棚田に映り込む山桜を撮影する絶好のポイント。毎年朝日が昇る前からカメラを構える方が多く訪れている。この場所からも「田中家母屋」も見ることが出来る。
0.3km (15分)
3 真福院の大棒
真福院の境内に続く石造りの階段の中腹にある大奉。樹齢約800年とも言われる俸の巨木のほか階段の両脇に立つ大杉の間を通れば自然の力を感じることができる。
1.6km (60分)
4 蔵王公園
美杉地域の森は、針葉樹が多いが、この蔵王公園には様々な種類の落葉樹がある。新芽、落ち葉の季節に公園内でゆっくり木々を眺めているとすっと心にある重荷が軽くなる、そんな感覚を得ることができる。森の匂いや木々のざわめき、野鳥の声、虫声などなど、決して都市部では味わうことができない体験ができる癒しの空間となっている。
1km (15分)
5 蔵王堂
大洞山の中腹、三多気より太郎生へ通じる旧道沿いに位置する。顕岳山光照常庵寺は、真言宗真福院末寺で真福院の西方に位置することから西蔵王とも呼ばれる。本尊は木造蔵王権現立像(像高55cm、江戸時代の作)で、その他、役業者、弘法大師の石像を祀る。延宝6年(1678年)、真福院開山裕栄の弟子快裕の草創と伝わる。明治5年に住職が没し、翌年廃寺となり、今は蔵王堂を残すのみである。戦前、三多気のサクラとともに桜の名所であったが、戦時中、すっかり切り倒されてしまったという。
1.6km (30分)
終点 たろっと(太郎生)三国屋
美杉町太郎生地域で老舗旅館として親しまれていた三国屋旅館が、時代の流れによって閉館された。そこで、地元住民が、「地域を元気にしよう」、「失われつつある活力を取り戻そう」と地域振興をする活動拠点として、旅館をリノベーションし宿泊鎮能を備えた施設として復活させたのがこの「たろっと三国屋」である。地域内で取れる野菜をふんだんに使用した田舎の料理を提供しているのは地元のおばさん途。伝統の料理で訪れる人をおもてなし。アットホームな雰囲気が田舎らしくて良い。