「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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幻の都「斎宮」を歩く史跡ウォークの道

平安時代の幻の都。天皇に代わり伊勢神宮に仕えた未婚の皇女「斎王」の都「斎宮」がありました。約45年前に発掘調査で発見された斎宮の都跡は、東西約2km、南北約700m、面積137.1haの広大な史跡「斎宮跡」として、現在も発掘調査が進められています。斎宮歴史博物館は史料や出土品、映像などで斎宮跡を解説し、調査成果展示もある全国でも数少ないサイトミュージアム。伊勢神宮につながる「伊勢街道」の町並みも歩き、伊勢神宮とつながりの深さを感じることができ、知る人ぞ知る、通なスポットめぐりです。

番号:124049
◆コースの概要/距離:8km、所要時間:160分、高低差:-m 
◆コースの起点/地名:斎宮歴史博物館、最寄駅:近鉄山田線 斎宮駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1km 
◆コースの終点/地名:斎宮歴史博物館、最寄駅:近鉄山田線 斎宮駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:無 
◆推奨季節/春・秋
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/明和町 斎宮跡・文化観光課 文化観光係、電話番号:0596-52-7138





起点 斎宮歴史博物館
発掘調査の成果を映像や展示で学ぶことができるサイトミュージアムの中核施設。
0.2km (4分)
1 旧竹神社跡の森
明治41年(1908)まで、斎宮歴史博物館南の森の中に位置していた旧竹神社の跡地です。当時を偲ぶ、荘厳な石碑が建てられています。
0.3km (6分)
2 祓川
斎王が禊を行い、身を清めていたといわれる川。日本の河川には珍しく、川岸が自然のままの林や竹やぶになっており、多種多様な水生生物が生息する自然豊かな河川です。日本の重要湿地500選にも選ばれています。
0.2km (3分)
3 花園の碑
斎王を慰めるため、四季の花を集め植えたとの伝説が残る碑。「源氏物語」の竹河の段にて“竹河の橋の詰なる花園に我をば放てめざしたぐえて”という歌にも登場した場所です。
1.4km (27分)
4 八脚門跡
方格地割に伴うものでは、発掘調査で見つかっている唯一の門跡。前後に四本ずつ、計八脚の柱が屋根を支えていました。またこの門の発見により、方格地割が最大で東西7列あると特定されました。
0.7km (14分)
5 竹神社
明治44年(1911)旧斎宮村にあった25社の神を合祀し、野々宮が祀られていた現在地が境内となりました。周辺からは平安時代の大規模な塀列や掘立柱建物の跡が発掘され、斎宮の中枢である内院があった場所ではないかといわれています。
0.4km (8分)
6 天満宮への道道標
かつて存在した、北野天満宮への道標。東側面には「斎宮」と刻まれています。左脇にはエンマ川(絵馬川)といわれる小川が流れています。
2.4km (48分)
7 六地蔵石幢
室町時代後期に建てられた、高さ194cmの燈ろう形の塔。六角形の石の各面に地蔵が刻まれていいるのが特徴で、昭和62年(1987)に県の有形文化財に指定されています。見事に整ったフォルムは三重県にある石幢の中でもトップクラスの美しさ。
0.1km (2分)
8 隆子女王の墓
醍醐天皇の孫女、隆子女王(たかこじょおう)の墓。隆子女王は第四十三代斎王として伊勢に遣わされたが、天延二年(974年)にわずか3年の在位で病死、この地に葬られた。算所にある墓は宮内庁が管理、清楚なたたずまいをみせています。
0.7km (14分)
9 粟須美神社跡
弘仁年間(820年ごろ)、嵯峨天皇が斎王に大巳貴命(オオアナムチノミコト)を祀り鎮守の神社とするよう命ぜられたので鎮守台ともいいました。現在、氏神のあった所に石碑を建て伊勢神宮の遥拝所としています。
1.7km (34分)
終点 斎宮歴史博物館