「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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世界遺産の宇治・源氏物語を訪ねるみち

治市は源氏物語の宇治十帖からもうかがえるように、平安貴族の別荘地として名高い地です。
世界遺産として、平安時代の建物で藤原頼通が別荘を寺院に改めた平等院、古都京都の文化財
として、現存する日本最古の神社建築の宇治上神社が登録されています。
他にも重要文化財など多くの歴史・文化的に貴重な場所を巡っていただけます。
また、山と清流の美しい自然に恵まれ、歴史と文化に育まれたこの宇治の豊かな魅力をより深く知っていただけるように、ガイドがご案内もします。

番号:126001
◆コースの概要/距離:3.7km、所要時間:71分、高低差:-m
◆コースの起点/地名:平等院、最寄駅:京阪宇治線 宇治駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.8km
◆コースの終点/地名:宇治橋、最寄駅:京阪宇治線 宇治駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.8km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:無、安全対策:無、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/-
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/宇治市 商工観光課、電話番号:0774-20-8724





起点 平等院
平安時代後期、1052年に関白藤原頼通が、父道長の別荘を寺院に改めたものです。世界遺産に登録されています。10円硬貨にデザインされている鳳凰堂には、仏師定朝の作になる阿弥陀如来(国宝)が安置されています。平等院ミュージアム「鳳翔館」では美術工芸品を見ることができます。
0.2km (5分)
1 市営茶室「対鳳庵」
着物姿の先生のお点前を見ることができる本格茶室です。平等院鳳凰堂に相対していることから「対鳳庵」と名付けられました。香り高い本場の宇治茶と季節の和菓子が味わえます。作法を全く知らなくても大丈夫ですので、気軽に訪ねてみて下さい。
0.2km (5分)
2 十三重石塔
塔の島にある高さ約15mに日本最大の石塔で、1286年に西大寺の僧叡尊により建立されました。叡尊は、朝廷の命令により宇治橋の修復を行いましたが。殺生禁断の思想の持ち主で、網代や漁具を埋めた上にこの石塔を建立し、魚霊の供養と宇治橋の安全を祈りました。
0.3km (10分)
3 宇治十帖モニュメント
市内の点在する源氏物語「宇治十帖」の古跡全体を象徴するモニュメントで、ヒロイン「浮舟」と「匂宮」が小舟で宇治川に漕ぎ出す有名な場面をモチーフとしています。宇治十帖のストーリーや登場人物に想いを寄せながらの記念撮影や散策途中の休憩に恰好のポイントです。
0.4km (10分)
4 宇治上神社
この世の極楽浄土として造営された平等院に対し、現世の守り神と言われています。世界遺産に登録されています。境内正面の拝殿は鎌倉初頭のもので、寝殿造りの様式を伝えています。特に縋破風(すがるはふ)といわれる手法を用いた屋根の美しさは格別です。本殿は、平安時代後期に建てられた現存するわが国最古の神社建築です。
0.1km (1分)
5 源氏物語ミュージアム
源氏物語、最後の十帖は主要な舞台が宇治の地に設定されていることから「宇治十帖」と呼ばれています。「宇治十帖」の世界を分かりやすく紹介する展示や映画を上映しています。平安文化を楽しみながら知ることができる施設です。
1km (15分)
6 三室戸寺
約1200年前に創建されたといわれる本山修験宗の別格本山です。西国三十三ヶ所巡礼の十番札所として現在でも多くの人が訪れています。所蔵の仏画や仏像には藤原時代のものが多く、霊宝殿にはわが国で最も古い清涼寺式釈迦像の模刻があります。現在は花の寺としても有名です。
1.5km (25分)
終点 宇治橋
大化2年(646)に奈良元興寺の僧道登によって架けられたと伝えられ、現在の橋は1996年3月に完成したものです。上流側に張り出した「三の間」は、守護神「橋姫」を祀った名残や豊富秀吉が茶の湯に使う水を汲ませたところともいわれ、上流の眺めは絶景です。