「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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商都・堺、千利休と与謝野晶子を偲ぶみち

室町時代の国際貿易都市堺は町衆文化の隆盛がみられ、茶の湯はその代表。千利休を始め多くの茶人を輩出しています。近代においても歌人の与謝野晶子が活躍しました。その2人の生涯や人物像などを通じて堺の特色である歴史文化を発信する新たな観光施設「さかい利晶の杜」、隣接する千利休屋敷跡をへて、利休が修行したことや徳川家康伝説で知られる南宗寺など、堺の歴史・文化の魅力に触れることができるコースです。途中、「さかい利晶の杜」、「千利休屋敷跡」、「南宗寺」ではガイドによる説明を受けることができます。
番号:127008
◆コースの概要/距離:7.2km、所要時間:92分、高低差:-m
◆コースの起点/地名:さかい利晶の杜、最寄駅:南海線 堺駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.8km
◆コースの終点/地名:開口神社、最寄駅:南海線 堺駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.8km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・夏・秋
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/公益社団法人堺観光コンベンション協会、電話番号:072-233-5258





起点 さかい利晶の杜
堺の新名所が、平成27年3月にオープン。千利休屋敷跡に隣接。堺が生んだ偉人、千利休と与謝野晶子の生涯や人物像などを通して堺の特色ある歴史文化の魅力を広く発信する観光拠点です。
0.1km (1分)
1 千利休屋敷跡
16世紀、堺の裕福な町衆に生まれた千利休は、「わび茶」の文化を大成しました。現在の茶道千家の始祖である利休の屋敷跡には、椿の井戸があります。
0.4km (5分)
2 与謝野晶子生家跡
女流歌人、与謝野晶子(1878~1942)の生家跡。現在は歌碑と案内板が建てられています。晶子はふるさと堺の歌も多く詠んでおり、市内各所に歌碑が点在しています。
0.6km (7分)
3 ザビエル公園
1550年堺に来たイエズス会宣教師フランシスコ・ザビエル。手厚くもてなした豪商日比屋了慶の屋敷跡付近につくられ、来航400年を記念してザビエル公園と命名されました。
0.3km (4分)
4 堺伝統産業会館
刃物、線香、注染・和晒、昆布、敷物、鯉幟、自転車や和菓子など堺ゆかりの数々の伝統産業製品などを展示販売。堺の逸品、匠の技を「見る」「感じる」「持ち帰る」施設。1階には学習展示コーナー「匠のひろば」、ショップ「堺いち」、2階には「堺刃物ミュージアム」があります。
1.6km (20分)
5 龍女神像
先代龍女神像は、明治36年、第5回内国勧業博覧会の際に大浜水族館に設置されました。その後、水族館の廃館とともに撤去されましたが、平成12年、市政110周年記念事業として、平和と繁栄のシンボルである龍女神像が復元建設されました。
0.6km (8分)
6 旧堺燈台
当初の場所に現存する日本最古の木造洋式燈台です。明治10年に築造され、約一世紀の間大阪湾を照らしつづけましたが、昭和43年廃灯となりました。昭和47年に国の史跡に指定されています。燈台の対岸には、中世の港の様子が描かれた日本最大級の巨大壁画(幅155m、高さ11m)があります。
0.6km (7分)
7 大浜公園
明治36年内国勧業博覧会場にもなった最古の市営公園。水族館・公会堂・潮湯・海水浴場などの当時のレジャー地は、現在では野球場・プール・体育館・相撲場などになっています。また、一等三角点が設置されている標高6.97mの日本一低い山である蘇鉄山があります。
2km (25分)
8 南宗寺
三好長慶が建立し、大坂夏の陣で焼失後、元和5年(1619)沢庵和尚により再建されました。国の名勝枯山水の庭、天井に八方睨龍が見られる国の重要文化財の仏殿、千家一門の供養塔、利休好みの茶室実相庵、また伝説の徳川家康の墓などが見られます。
0.7km (9分)
9 宿院頓宮
摂津の国一之宮住吉の御旅所であった神社で、大正11年に住吉大社の境外末社として遷座、同時期に大鳥大社の摂社大鳥井瀬神社も遷座され、それ以来2柱の神様をお祭りしています。7月31日に大鳥大社、8月1日に住吉大社より神輿を迎えての盛大な祭典が行われ、春には桜祭も行われます。
0.33km (6分)
終点 開口神社
旧市街唯一の延喜式内社で海の神様として知られ、住吉大社の奥の院といわれており、行基が境内に念仏寺を建立したことなどにちなみ、「大寺さん」と親しまれています。千利休の名が初めて載った「念仏差帳日記」(府指定文化財)は、堺の歴史を知るうえで貴重な史料です。