「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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笠形山登山道

播磨富士で親しまれている笠形山は、千ヶ峰・笠形山県立自然公園の一部で豊かな自然が残されているだけでなく、古くから信仰の地として地元の人々から親しまれていました。また、姫路城の昭和の大修理の際には、笠形神社の御神木のヒノキを伐り出し、西心柱として使用されました。この笠形山は、修験の山としても古くから人々の信仰が篤く、山ろくには、笠形神社・笠形寺を擁しています。登山道は、笠形神社コースと仙人滝コースに分かれ、登りと下りで違う道を歩くことができます。
番号:128013
◆コースの概要/距離:8.6km、所要時間:300分、高低差:700m
◆コースの起点/地名:笠形山登山者駐車場、最寄駅:JR播但線 甘地駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:20km
◆コースの終点/地名:笠形山登山者駐車場、最寄駅:JR播但線 甘地駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:20km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:無、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・秋
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/市川町観光協会、電話番号:0790-26-1040





起点 笠形山登山者駐車場
車約20台が駐車でき、登山用の木の杖や案内看板等が設置されている。
0.6km (10分)
1 笠形神社の大鳥居
登山口の入り口にある石造りで高さ約7m、幅約9m、春日造りという形式の鳥居。明治17年に町内の石材で村の奉仕作業で、約5kmの道程を1週間かけてひっぱってきて建立しました。
0.5km (10分)
2 笠形寺
西暦650年頃に法道仙人により開基された町内で最も歴史のあるお寺です。県の天然記念物に指定された樹齢500年といわれるコウヤマキがあります。
0.3km (10分)
3 休み堂
笠形神社への参拝者が一服していたところで、大鳥居から笠形神社までの中間地点に位置します。
1.1km (40分)
4 笠形神社
笠形寺の鎮守として、西暦700年頃孝徳天皇の時代に創建されたと伝えられ、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、徳川家康が従臣を代参させたといわれています。現在の本殿、中宮、拝殿は江戸時代後半に建立されました。本殿や中宮に見られる彫刻は見事で、丹波柏原の中井家一統の作で、日光東照宮の彫刻を源流とする特徴あるものです。また、姫路城の昭和の大修理の際には、御神木のヒノキを西心柱として伐り出されました。その跡には、石碑が建てられています。
0.7km (30分)
5 岡部川源流
播磨灘まで流れる市川の支流岡部川の源流を見ることができます。岡部川は、かつては勢賀川といわれていました。播磨国風土記には、勢賀の地名の由来が記されています。
0.1km (10分)
6 笠の丸
笠形神社コースと仙人滝コースの合流地点。東屋があり、休憩することができる。周りは、アセビやツツジが茂っていて4月から5月にかけて花を見ることができる。
0.3km (30分)
7 笠形山山頂
標高939mで一等三角点のある山頂には、東屋があり休憩することができる。北に千ヶ峰、東に六甲山系、南に播州平野と播磨灘、四国の山々を望むことができる。
1.5km (50分)
8 蓬莱岩
山の斜面に突き出た巨岩で、その上は三畳ほどの広さがあります。眺めがすばらしく、仙人が住むという中国の「蓬莱山」から名付けられました。
0.7km (30分)
9 仙人滝
享保12年に姫路城主が雨乞い祈願のために領内千人の百姓を参拝させとことから千人滝、また、古来より仙人が住むと伝えられているから仙人滝と呼ばれるようになりました。
2.7km (80分)
終点 笠形山登山者駐車場