「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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小野アルプス縦走ハイキングコース

地域住民の手で守られ、育てられてきたハイキングコースであり、里山とそこに生活する住民との関わりを、現在に受け継いでいるとも言えるほど、住民の息づかいを感じることができるコースです。鴨池周辺は、関西有数の鴨の飛来地であり、また、コハクチョウの最南端の生息地であり、冬季にはその姿を見ることができます。地元産のそばを使った「きすみのそば」、岩倉古墳、日本一低いアルプスと親しまれる「惣山」、言い伝えのあるお地蔵さんなど、のどかに農村市遊楽を楽しめるコースです。
番号:128015
◆コースの概要/距離:15km、所要時間:210分、高低差:120m
◆コースの起点/地名:粟生駅、最寄駅:JR加古川線 粟生駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの終点/地名:白雲谷温泉ゆぴか、最寄駅:JR加古川線 市場駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1.5km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:無、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:無
◆推奨季節/春・秋・冬
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/-、電話番号:-
起点 JR粟生駅
JR、神戸電鉄、北条鉄道の結節点。地元住民が経営するコミュニティレストランや陶遊館が隣接している。
4km (45分)
1 鴨池公園
兵庫県立自然公園の特別地域に指定されており、関西有数の鴨の飛来地であり、コハクチョウの日本最南端の生息地である。夏季には、ボート、バーベキューを楽しむこともできる。また、きすみの野鳥を守る会の活動拠点にもなっている。
1km (15分)
2 農村集落
地元の営農組合が生産する蕎麦を使い、JR小野町駅内で「きすみの蕎麦」を販売している。11月頃には、白い蕎麦の花が美しい。また、初秋にはコスモスで覆われるなど、農村集落の景観を作り出している。(蕎麦、コスモスは年毎に作付田が変更される)
1km (20分)
3 岩倉古墳
6世紀頃に築造されたと推定される岩倉古墳は、11基の円墳からなる古墳群で、その中でも2号墳は市内最大規模の横穴式石室を持つ。石室入口の閉塞石が取り去られており、石室内に自由に入ることができる。
1km (15分)
4 惣山山頂
地元で、「日本一低いアルプス」と呼ばれているアルプスの最高峰。標高198.9m。岩肌が夕日に映えて紅色に見えることから「紅山」と呼ばれる西隣の山の「馬の背」を眺めることができる。加古川市内の田園風景を一望できる。
2km (35分)
5 峠の地蔵
「子授け地蔵」と呼ばれ、種のあるものをお供えすると子供を授かると言われている。また、昔は、この地蔵のそばに湧水があり、峠を越えてきた人が喉を潤したらしい。今でもお供え物が供えられ、地域に大切にされている。
3km (35分)
6 前山山頂
NTTのアンテナ基地が目印。山頂までの登山道沿いに桜が植えられており、桜の名所にもなっている。また、地元住民が花壇を作って花を育てており、地域との関わりを垣間見ることができる。
2km (25分)
7 高山山頂
見晴らしの良い日には、明石海峡大橋が眺望できる。また、この山を対象に、有名飲料企業が、水を守るために森林を守るとの趣旨で、森林保全活動を実施している。
1km (20分)
終点 白雲谷温泉ゆぴか
地下1、300m、約1億年前の地層から湧出する天然温泉。年間35万人の入浴者があり、好評を得ているほか、隣接する観光交流センターで、農産物の直売所や、絵画展等の文化活動が行われている。