「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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日本一の桜のさと・吉野山を巡るみち

吉野山は、日本でも有数の桜の名称であるとともに、日本有史に登場する人物にゆかりある神社仏閣・景勝地の宝庫です。桜の名所下千本エリアを出発し、金峯山寺蔵王堂を中心に形成された門前町を進み、吉水神社・大和山庭園の「竹林院群芳園」を愛で上千本エリアの花矢倉までは随所で遠望が可能で、吉野山の街並みや金剛・葛城・龍門の連山を見渡せます。杉・桧群の森林浴を楽しみながら紀伊山地の深い蜂々を望み、百行の幽居である百行庵を経由し、青根ケ峰を目指します。世界遺産 吉野大峯奥駈道も通ります。
番号:129002
◆コースの概要/距離:7.8km、所要時間:220分、高低差:651m ◆コースの起点/地名:吉野駅、最寄駅:近鉄吉野線 吉野駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km ◆コースの終点/地名:吉野駅、最寄駅:近鉄吉野線 吉野駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:7.8km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/春・秋 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/吉野町 文化観光交流課、電話番号:0746-32-3081





起点 近鉄吉野駅
吉野山の玄関口である近鉄吉野駅は、社殿風の落ち着いた駅舎で、第4回「近畿の駅百選」に選ばれました。改札を出ると、既にここは、吉野山下千本エリア。春は満開の桜、夏は青々とした森林、秋は紅葉と自然いっぱいの風景がお客様をお迎えします。
0.4km (10分)
1 七曲坂
桜並木の下をくねくねと登っていく遊歩道。春になれば山裾から桜色に染め上っていく風景は、下千本エリアの桜の名所です。また、道を挟んであじさい群があり、6月には色鮮やかなあじさいがお客様の目を楽しませます。
1km (20分)
2 銅の鳥居
吉野の門前町に突如現れる鳥居は、宮島の朱塗りの鳥居と大阪四天王寺の石の鳥居と並んで日本三鳥居と言われる銅の鳥居です。この鳥居は、大峯修験に向かう四つの門の一つでもあり、修行心を高める意味も持ちます。
0.2km (10分)
3 金峯山寺蔵王堂
仁王像を配した山門(仁王門)をくぐると、吉野山のシンボル「金峯山寺蔵王堂」が聳えたちます。役行者により創建された蔵王堂には、金剛蔵王大権現がお祀りされており、今なお多くの人々が信仰に訪れております。
0.5km (15分)
4 吉水神社
後醍醐天皇・源義経・静御前・豊臣秀吉‥・日本有史に名を馳せた人物にゆかりがある吉水神社には、数多くの文化財が収蔵されております。また、境内からは中千本・上千本が展望でき、春には山桜が咲き誇る圧巻の風景が広がります。
2.5km (65分)
5 花矢倉
吉野山の街並みを眼下に望むことの出来る展望台で、遠くには金剛・葛城・龍門の連山を一望できる絶景地です。吉野の四季折々、圧巻の風景をバックにした記念撮影や散策途中の休憩に格好の立ち寄りポイントです。
0.2km (5分)
6 吉野水分神社
上千本、子守地区に鎮まる神社。水の分配を司る大神を祀られております。本殿、拝殿、弊殿、楼門、回廊で造られた建築が特徴です。別名「子守神社」とも言われ、子授けの神として目本各地より信仰されております。
0.7km (25分)
7 高城山
ここは昔、大塔宮吉野城の詰城があった場所。現在、高城山山頂には展望台が整備され、吉野連山を眺めることができます。また、春には展望台を囲う桜、秋には展望台に続く坂道で鮮やかな紅葉がお客様の目を楽しませます。
1km (15分)
8 金峯神社
素木の鳥居をくぐると、吉野山の総地主をお祀りする金峯神社が現れます。境内には、源義経が身を潜めた義経隠れ塔(蹴抜塔)がひっそりとたちます。これより先は、小鳥のさえずりと吉野の森林が香る道を進みます。
0.6km (20分)
9 西行庵
ひとむらの桜の林が山腹に広がる奥千木。この場所に佇んでいる庵が、歌人西行が約3年間幽居していたといわれる西行庵です。近くには、松尾芭蕉が訪れ歌を詠んだ苔清水もあり、今なお岩間より、とくとくと水が湧き出ています。
0.7km (35分)
終点 青根ケ峰
吉野山の最南端にある標高858mの青根ケ峰。分水嶺でもある青根ケ峰は、宮滝に離宮を構えた斉明天皇らの信仰のシンボルとして崇められた山です。これより先(南)は、大峯を含む紀伊山地の深い峰々を望むことができます。