「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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ダイヤモンドトレール

金剛生駒紀泉国定公園の金剛山地から和泉山脈へかけての稜線を縦走する長距離自然歩道。コース名の由来は、最も高い金剛山(1125m)から連想する金剛石(ダイヤモンド)にちなんでつけられました。奈良県香芝市の「屯鶴峯」から大阪府和泉市の槇尾山までのコースです。大都市近郊にある「ダイトレ5山3峠めぐり」として安全で安心して利用できる長距離自然歩道として、通過する10市町村協力の元、多くのマスコミにも取り上げられた貴重な道です。
番号:129004
◆コースの概要/距離:45km、所要時間:1225分、高低差:1000m ◆コースの起点/地名:どんづる峯、最寄駅:近鉄大阪線 二上駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:2.5km ◆コースの終点/地名:槇尾山、最寄駅:-、最寄のバス停:オレンジバス 槇尾山、最寄からの距離:1km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、AR4619水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/春・秋 ◆その他/峠で国道・府道と交差する個所以外、全線が山道(9割以上は金剛山系の頂上部を縦走する尾根道)となっており、土砂崩れ等の危険は少ない。また、標識等も完備しており全区間をとおして安全対策が図られている。 ◆コースに関する問い合わせ先/ダイヤモンドトレール活性化実行委員会、電話番号:0721-25-1131


googleマップ


起点 屯鶴峯(どんづるぼう)
千数百万年前に噴火した二上山の火砕流が水底に堆積し、のちの地殻変動や風水による浸食作用で現在の姿となった。凝灰岩の白い岩肌と濃い緑のコントラストで遠くから見ると鶴が屯(たむろ)している様に見えた事から、この名で呼ばれるようになった。県の天然記念物に指定されている。
3.2km (100分)
1 二上山(にじょうざん)
ふたこぶの姿が美しいこの山は、万葉集にもたびたび登場し、昔から人々に親しまれてきた。雄岳の頂上には悲劇の皇子大津皇子の墓、山の東側には牡丹で名高い當麻寺がある。(雄岳:標高517m、雌岳:474m)
-km (-分)
2 二上山万葉の森
史跡めぐりが楽しめる園路や広場、展望台が整備されたている。鹿谷寺跡、岩屋、石切場跡などが見どころで、雌岳頂上からは大阪平野と奈良盆地の両方が一望できる。
4.7km (140分)
3 岩橋山(いわはしやま)
山頂付近は、美しく植林された針葉樹が広がっている。
山の西側には、役行者が葛城の神に命じて、葛城山から吉野の金峰山へ岩の橋を架けようとしたという伝説が伝えられている「久米の岩橋」や「胎内くぐり」などの銘石が多数ある。(標高659m)更新

5.1km (130分)
4 大和葛城山(やまとかつらぎさん)
金剛山と並んで「役小角」(えんのおづぬ)が修行した葛城修験道第2の高峰。春には南斜面を赤く染め上げるツツジが見事。秋には頂上付近のススキ草原が黄金色に輝く。ロープウェイも整備されており、山頂付近には国民宿舎「葛城高原ロッジ」がある。(標高960m)
6.3km (205分)
5 金剛山(こんごうさん)
金剛葛城山系の主峰で、標高は1,124m。山頂付近に葛木神社、転法輪寺、国見城址があり、中腹には「太平記」で知られた楠木正成ゆかりの千早城跡があるなど、数々の史跡に富む。頂上一帯にはブナの原生林や杉の美林もあり、史跡散策や森林浴、バードウォッチングに多くの人々が訪れる。金剛山ロープウェイでの空中散歩も人気。
1.5km (30分)
6 府民の森「ちはや園地」
金剛山頂からダイヤモンドトレールを南へ約30分歩くと、「ちはや園地」に到着。動植物について学び、天体観察も出来る「星と自然のミュージアム」が設置されており、四季を通じて金剛山の自然に親しむプログラムを提供。村営の宿泊施設「香楠荘」もある。

5km (145分)
7 行者杉
大阪府・奈良県・和歌山県の3府県境に位置する。
11.5km (330分)
8 岩湧山(いわわきさん)
紀見峠から西へ進むと、このトレール最後のピーク、岩湧山に到着。この周辺は和泉砂岩の瓦層が美しい渓谷を形成する。
山頂付近の約7haは茅場になっており、秋にススキの穂が広がる様は見事。ここで収穫された茅(ススキ)は文化財建築の修復などに使用されている。(標高897m)
-km (-分)
9 岩湧の森
岩湧山から約10分、ダイヤモンドトレールの北側に広がる「岩湧の森」には、樹齢500年の大杉に囲まれた岩湧寺や行者の滝がある。休憩案内所の「四季彩館」には、岩湧山の豊かな自然情報を提供する解説員が常駐。
4km (125分)
10 滝畑ダム
一級河川石川の上流部に、昭和57年(1982年)3月に完成した多目的ダム。渡り鳥の飛来も見られ、新河内長野八景に「滝畑ダムのオシドリ」が登録されている。ダム上流には「滝畑四十八滝」がある。
4.1km (95分)
終点 槇尾山(施福寺)
北斜面中腹には西国33ヶ所札所第4番の「施福寺」(せふくじ)があり、ダイヤモンドトレールはここで終点となる。境内からの眺めは素晴らしく、また春の桜や秋の紅葉、また山頂からのすばらしい眺めを求めてのハイキング等でも賑わっています。