「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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暗越奈良街道

奈良県と大阪府の県境、生駒山南の鞍部・標高455.8メートルにあります。奈良~大和郡山市の棺木峠からこの峠を経て、枚岡~難波に至る道を暗越奈良街道といい、奈良時代から往来に使われました。「大和名所図会」によれば、生駒山の南にある小倉山に続<ので、椋ケ根、また松や杉が生い茂り、昼間でも暗いため、暗峠と名付けたとされています。俳人松尾芭蕉の句「菊の香にくらがり登る節句かな」、井原西鶴の著作「世間胸算用」に所収の「奈良の庭竉」に著されています。現在も石畳、石仏、道標が残ります。
番号:129008
◆コースの概要/距離:4km、所要時間:80分、高低差:-m 
◆コースの起点/地名:南生駒駅、最寄駅:近鉄生駒線 南生駒駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:4km 
◆コースの終点/地名:南生駒駅、最寄駅:近鉄生駒線 南生駒駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:-km 
◆コースの環境・設備/トイレ:無、休憩所:無、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:無 
◆推奨季節/春・夏・秋・冬 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/生駒市 経済振興課、電話番号:0743-74-1111





起点 南生駒駅
1.6km (25分)
1 石仏寺
融通念仏宗。 本尊は、阿弥陀如来坐像。
沿革は不明ですが、藤尾の檀那寺として信仰を集めてきました。 
0.5km (5分)
2 藤尾の阿弥陀如来石仏
藤尾峠(ふじおとうげ)阿弥陀石仏(鎌倉時代中期 文永七年 1270年、花崗岩、高さ 138㎝)像の向かって右側に「文永七年(1270)广午六月、為西仏過去也日」左側に「南無阿弥陀仏」の刻銘がある小堂に 阿弥陀石仏を祀られている。
0.7km (13分)
3 西畑石仏群 万葉歌碑
南生駒駅から暗峠への道を進み、西畑の集落に入る道路の右側にある。役行者像は右側上にある。役行者像(江戸時代後期 文化五年 1808年、花崗岩、高さ 150㎝)花崗岩の自然石を利用し、表面に彫りこみを作り、像高49㎝の役行者像と前鬼、後鬼を刻む。「文化五年十一月日 当村前田利八」の刻銘。古くから狭小な崖地に生駒石を積み上げて耕作面積を確保し、川水、湧水、ため池を利用して営まれてきた棚田の光景も合わせて楽しめるスポットです。 生駒山を詠んだ万葉歌碑「難波門を 榜ぎ出てみれば神さぶる 生駒高嶺に 雲もたなびく 大田部 三成」
1.1km (19分)
4 棚田
古くからは、狭小な崖地に生駒石を積み上げて耕作面積を確保し、川水、湧水、ため池を利用して営まれてきたものです。日照りによる水不足に備えて、上流域から順に引水するなどの独自の水利慣行が生み出され、先人の知恵によってくらしが守られてきました。奈良盆地が一望できるスポットでもある。
0.14km (2分)
5 石畳
江戸初期に雨天時の通行のために郡山藩が普請したもので、黒くて摩耗に強い生駒石が使われています
km (-分)
終点 南生駒駅