「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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高野七口黒河道

大和街道と高野街道京大阪道が交差し、紀の川の水運の拠点、橋本市から高野山に向けほぼまっすぐ南下する山間を貫く縦走路。国城山からは、人家もほとんどなく、時代の流れに取り残されたようなひっそりとした街道です。豊臣秀吉が金剛峯寺の境内で山規により禁止されていた茶会を催した際、一天俄かにかき曇り、凄まじい雷雨が襲った。これを弘法大師空海の怒りと感じた豊臣秀占は黒河道を馬を飛ばして駆け降り難を逃れたと言い伝えられています。国城山を越え子継峠へと山間部を縦走する健脚向き。
番号:130002
◆コースの概要/距離:19.1km、所要時間:420分、高低差:900m 
◆コースの起点/地名:橋本駅、最寄駅:橋本駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:奥の院前、最寄駅:-、最寄のバス停:南海りんかんバス山内線 奥の院前、最寄からの距離:0km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋・冬 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/高野町まち未来課、電話番号:0736-56-3000





起点南海高野線JR和歌山線 橋本駅
0.4km (5分)
1 おうご応其寺
高野由中興の祖ともいわれた木食応其上人が再建した寺で、山門をはじめ本堂など木食応其上人にまつわる寺宝が残っています。寺宝の一つ、応其上人像のかけ輔には、高野山の金堂、大塔の復興や橋本市の名前の由来になったことなどが記されています。
0.4km (5分)
2 常夜灯龍
江戸時代、東家と三軒茶屋を結ぶ渡し場の位置を示すもので、紀の川渡常夜灯龍は、1752年に作られた灯龍です。右岸にも同様のものが建ち、この間で長く「無銭横渡」が行われました。
0.7km (10分)
3 釜据等
高野山参詣道のひとつ黒河道(くろこみち)のスター卜地点ともいえる定福寺。境内にある九重の塔は鎌倉時代に建立され、定福寺入ロ、石段の向かって左、一段高い所に樹木に覆われ安置されている。本尊の阿弥陀如来座像は平安期の10~11世紀のものといわれている。
3.1km (50分)
4 見晴らしポイント
黒河道の道中で見ることができる絶景ポイントの1つです。眼下には紀伊国を代表する紀の川や自然の美しさを感じることができます。
0.1km (5分)
5 くにぎ国城神社
黒河道の付近にある国城神社。由来は遠い昔、坂上田村麻呂将軍が国城社の山林に自生する竹を用いて矢竹とすれば大勝利有りと夢のお告げを受け、参詣して勇躍出征して大勝利を得たといいます。(トイレ有り)
0.1km (5分)
6 見晴らしポイント
黒河道の付近にある標高552mの国城山。山頂には国城神社と展望台があり高度が高くなった分、より広範な自然の美しさを望むことができ、絶景のポイントの一つとなっています。

4.5km (60分)
7 桂の木
市平集落の氏神社・春日神社にある「桂の木」は九度山町指定文化財に指定されている。樹高35メートル、胸高直径1.1メートル、根の回り約8メートル、四季おりおり葉の色が7色に変わる樹齢推定300年以上の大木である。
2.8km (73分)
8 茶所跡
高野山参詣者への湯茶を接待するための施設で、九度山町史には「茶堂」と表記されている。昭和60年ごろまでは、現在の場所に三間・二間の大きなお堂が建っていた。それ以前は、まわりに屋台なども出て大変賑わっていたそうである。
6km (90分)
9 子継地蔵・子継峠
黒河道が高野山女人道と交わるところに孚証地蔵がある。室町時代の1512年、当時の金剛峯寺座主が高野山の結界を示すために建立したものと考えられている。
1km (15分)
10 一本杉
黒河道の入□に立つ樹齢500年を越える杉の大木。街道杉のひとつと考えられている。

0.4km (5分)
11 三本杉
黒河道は、一本杉から子継峠に出るルートと、三本杉から黒河峠にでるルー卜の2つのルートがあった。この三本杉も街道杉の名残。昭和天皇がこの三本杉で、高野山独特の林業技術「ブリ縄」の実演を見学したことでも知られる。
0.4km (5分)
12 奥之院弘法大師徊揃
弘法大師空海が今も「世界平和」や「人の幸せ」を祈り続けているいと謂われる「大師信仰」の中心聖地。参拝巡礼の人の姿が途絶えることがない。
1km (10分)
終点 南海りんかんバス「奥の院前」停留所