「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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南紀白浜温泉「万葉のいで湯コース」

南紀白浜には、「円月島」や「千畳敷」、白砂がまぶしい「白良浜」、そして断崖絶壁が続く「三段壁」など壮大な自然が生んだ景勝地とそれらにまつわる文化遺産が数多く存在しています。そして、日本の三古湯と言われている「白浜温泉」。1400年、日本書紀には有馬皇子の悲劇とともに、「牟婁温湯」、「紀温湯」の名で白浜温泉が記されています。いにしえの時代から人々を癒し続けてきた白浜の湯は、今もその姿をとどめます。
 美しい海を眺め、名湯に浸り、白浜のまちをそぞろ歩きをお楽しみください。
番号:130013
◆コースの概要/距離:8km、所要時間:180分、高低差:-m 
◆コースの起点/地名:番所山公園、最寄駅:-、最寄のバス停:臨海、最寄からの距離:0.5km 
◆コースの終点/地名:三段壁、最寄駅:-、最寄のバス停:三段壁、最寄からの距離:0.1km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/- 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/白浜町 観光課観光商工係、電話番号:0739-43-6588





起点 番所山公園
標高33.4m。頂上には、昭和天皇の歌を綴った御製碑があります。寛永20年、この地に遠見番所を設け、異国船の監視にあたったことから「番所山」と呼ばれるようになりました。
0.2km (3分)
1 南方熊楠記念館
和歌山が生んだ世界的な博物学者「南方熊楠」の遺品や、生涯研究を続けた生物標本などの資料が展示されている記念館です。
1km (15分)
2 円月島
白浜のシンボル的存在であり、国の名勝にも指定されている「円月島」です。本名は「高嶋」ですが、島の中央部が海食によって丸く穴が開いていることから名づけられました。
0.9km (17分)
3 熊野三所神社
ご祭神は伊弉冉尊(いざなぎのみこと)、速玉男命(はやたまおのみこと)、事解男命(ことさかおのみこと)。境内には、約1400年前に築造されたと考えられる「火雨塚(ひさめづか)古墳」という横穴式石室の珍しい古墳があり、件の史蹟に指定されています。
0.5km (5分)
4 白良浜
弧を描いたかのように620mに渡り広がる白い砂浜は「銀砂歩」とも呼ばれ平安時代から室町時代にかけて、歌枕として数多く詠みこまれていました。その美しさは、北原白秋をして「…まこと白きかも…」と感嘆させたほどです。
0.1km (1分)
5 白良湯
白良浜に隣接した町営公衆浴場。昔ながらの銭湯の面影を残す外湯。目の前が白良浜なので、2階の浴室からの眺望は抜群です。

0.1km (1分)
6 しらすな
白良浜に隣接した露天風呂で、夏は水着、冬は足湯として利用できます。元湯のひとつである砿(まぶ)湯から源泉を引いています。
1km (15分)
7 崎の湯
江戸時代から大正時代末期まで、湯崎七湯といわれた外湯のなかで、ただひとつ昔に近い状態で残っている浴場が崎の湯です。海に向かって突き出た先端にある岩風呂では、頭から波しぶきをかぶること。
1.3km (20分)
8 千畳敷
太平洋に向かって、白い砂岩が広がる景勝地。畳を千畳も敷いたように見えることから「千畳敷」と呼ばれていますが、実際には一万畳敷けるほどのスケール。打ち寄せる波によって削られた自然の造形物で、平成23年に国の名勝にも指定されました。
1.3km (20分)
終点 三段壁
白浜を代表する景勝地のひとつで、かつて漁師たちが、この高みから魚群を探したことから「見壇」と呼ばれ、それが転じ「三段壁」と呼ばれるようになったと伝えられています。崖の高さは約50mもあり展望台からその迫力を実感できます。