「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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鳥取砂丘をめぐるみち

東西16㎞、南北2.4㎞に広がる日本最大級の海岸砂丘「鳥取砂丘」を歩く。 この砂丘は国の天然記念物であり、山陰海岸ジオパークの代表的景観である。 この鳥取砂丘の自然と生い立ち、ここに住む動植物の生態を学びながら、10万年の歳月をかけて成立した自然の造形とのコントラストが織りなす絶景、標高47mの砂丘の頂上からの日本海の絶景と、砂丘だけが持つ様々な表情を歩いて観察できるコースです。
番号:131006
◆コースの概要/距離:4km、所要時間:90分、高低差:40m 
◆コースの起点/地名:福部町湯山、最寄駅:岩美岩井線 砂丘会館前バス停、最寄のバス停:-、最寄からの距離:岩美岩井線 砂丘会館前バス停km 
◆コースの終点/地名:福部町湯山、最寄駅:-、最寄のバス停:岩美岩井線 砂丘会館前バス停、最寄からの距離:0.1km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:無、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋・冬 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/鳥取市 経済観光部観光戦略課、電話番号:0857-20-3227





起点 鳥取砂丘ジオパークセンター
鳥取砂丘の自然や生い立ち、動植物などを高精彩ハイビジョン映像やパネル展示、実験装置で深く知ることができる。また、鳥取砂丘ジオガイドによるガイドツアーなどを企画
0.5km (20分)
1 馬の背
砂丘の正面に見える砂の高まり。これが鳥取砂丘を代表する「馬の背」である。標高は約47m、みな頂上をめざし歩き、その上に立つと日本海を一望することができる。海からの風が心地よく感じられる。

2 風紋
風紋は砂丘の神秘を感じることのできる波模様。乾燥した砂に毎秒5~10mの風が吹くと、一面さざ波のような見事な模様が現れる。風のあとの早朝、誰もいない砂丘へ入れば神秘的な空間に浸ることが出来る。
1.8km (20分)
3 歌碑
鳥取砂丘は多くの文人に愛され、小説の舞台として、あるいは詩歌を詠んで人々の心を魅了している。大正時代、「鳥取砂丘」の名を一躍全国に広めたのは有島武郎である。砂丘に入り、これら文人の感慨を想いつつ散策するのも楽しみの一つである。
0.6km (10分)
4 スリバチ
砂丘内にはいくつか高低差が20mを越える凹地がある。稜線は湾曲し、北西の季節風の風下側に向かう、すり鉢状の地形を作っている。鳥取砂丘ではこの地形を「スリバチ」と呼んでいる。
5 植物群落
砂丘は、砂漠とよく混合される。しかし年間降水量が約2千mmと、砂漠より明らかに水は豊富である。雨の少ない時期でも、表面から5~10cm掘れば、湿った砂の層が出現する。その水分を利用して様々な海浜植物が生息している。
6 足あと
夏季の晴天の地表は60℃に。夏冬の激しい温度変化と乾燥、吹き付ける強風と飛砂、乏しい食べ物、隠れ場所もなく捕食者から狙われる危険など、砂丘はあらゆる面で動物が暮らすには厳しい環境である。そのような砂丘にも様々な動物が足あとを残している。
1.6km (40分)
終点 鳥取砂丘ジオパークセンター