「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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「話せばわかる」犬養毅が生まれ育った陣屋町と「歩けばわかる」城址・町屋・神社を巡る庭瀬往来

庭瀬往来とその周辺を歩くことにより、5.15事件で倒れた元首相犬養毅が生まれ育った「庭瀬藩陣屋町の歴史と文化」を味わうことができます。城下から放射状に6路線の官道を整備したものの一つで、内海航行船の遡上上限の川湊であった庭瀬港もあり、水・陸両路の交通の要地となっていました。当時の面影が、二つの城址と往来沿いの伝統的な商家の建物や寺社、道標から偲ばれます。庭瀬陣屋町の大庄屋に生まれた犬養毅の生家が今でも残り記念館では、遺品、手紙、書などを展示し木堂の遺徳を偲ぶことができます。
番号:133001

◆コースの概要/距離:5.6km、所要時間:240分、高低差:-m
◆コースの起点/地名:庭瀬駅、最寄駅:JR山陽本線 庭瀬駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの終点/地名:庭瀬駅、最寄駅:JR山陽本線 庭瀬駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:無
◆推奨季節/春・夏・秋
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/岡山市 都市計画課、電話番号:086-803-1371





起点 庭瀬駅
岡山駅から山陽本線で西へ二駅、約7分で到着。ここから備中庭瀬藩陣屋町の歴史巡りがスタート。

0.6km (10分)
1 中正院
日蓮宗、寛永十九年(1642年)に中正院日学上人により建立された。庭瀬藩主戸川氏により不変院塔中に移転させられたが、明治39年に現在地に移転しました。

0.3km (5分)
2 庭瀬港と常夜灯
庭瀬は近世まで足守川を利用した舟運が盛んに行われており、水郷の町として発展した。庭瀬港は庭瀬藩の商業の中心地として栄え、常夜灯が1700年代に建てられました。

0.1km (2分)
3 松林寺
臨済宗、地蔵菩薩をご本尊としている。庭瀬藩主板倉家の菩提寺であり、境内には豪壮な本堂と鐘楼があります。

0.1km (2分)
4 不変院
日蓮宗、初代庭瀬藩主戸川達安の菩提寺である。戸川公は大坊の堂塔伽藍を整備し、ついで城下の繁栄に努めた。北の水路に面して見事な石橋が架かっています。

0.3km (5分)
5 伝統的な町家の町並み
庭瀬往来には、伝統的な建築様式の建築物が約40棟保存されている。通りに面して平入り、妻入りの屋根で、白壁に格子戸を持った家屋が特徴です。川野屋の醤油が旨い。

1.1km (20分)
6 犬養木堂生家と記念館
犬養毅は、安政二年(1855)この地に生まれた。昭和六年に内閣総理大臣となったが、翌年の五月十五日に凶徒に襲われ、「話せばわかる」の言葉を最後に殉じました。

1.2km (20分)
7 信城寺
日蓮宗、寛永元年(1624年)に信城院殿日友尊尼により初代藩主戸川達安の母君を祭祀して建立されました。

0.2km (3分)
8 町並み歴史ギャラリー
庭瀬陣屋町の歴史や文化を紹介するとともに、一休みできる休息ポイントである。庭瀬城、撫川城、陣屋町の絵図、撫川うちわ、まちづくり協議会の取り組みなどが分かります。

0km (0分)
9 観音院
真言宗、ご本尊は行基の作と伝えられている聖観音菩薩を安置している。かつては冬の修行「会陽(えよう、裸祭り)」が行われていました。

0.1km (2分)
10 住吉神社
航海安全の神として崇拝されている住吉神社は、油の製造を行っていた吉岡屋が、船着き場の隣に、大阪の住吉神社の分霊を祀ったことに始まれ舟運で栄えていた証です。

0km (0分)
11 應徳寺
臨済宗、応永二年(1395年)円光国師が薬師如来を祀って開山した。その後盛衰を経ながら二百数十年が経過した後、撫川藩主戸川安悦が伽藍を修復し寺を再興しました。

0.2km (3分)
12 撫川大橋の常夜灯
庭瀬往来が足守川を渡る所には、撫川橋が架けられていました。全長22mほどの木橋であり、大橋と呼ばれており、その東詰に建てられていた常夜灯と親柱を、現在地へ移築保存しました。

0.2km (3分)
13 道標
道標は人馬の往来が盛んな道に建てられ、東西南北の主要な町や宗教施設などの道案内をしています。庭瀬往来を中心にルート沿いに6つの道標が現存しています。

0.2km (3分)
14 太鼓橋
石造の太鼓橋(アーチ橋)。自動車も通れるなど今でも現役で機能しています。

0.2km (3分)
15 撫川城址
泥沼の地に築かれた沼城です。西半に高さ4mの高石垣(野面積)と東半に土塁が現存します。室町時代の末備中成羽の三村家親は備前への備えとしてこの地に築城し、元々庭瀬城とは一体の城でした。明治維新まで戸川氏五千石の知行地でした。

0.3km (5分)
16 庭瀬城址・清山神社
室町時代の末備中成羽の三村家親は備前への備えとしてこの地に築城しました。庭瀬藩は関ヶ原で先攻を立てた戸川達安の入部に始まります。その後、天領等を経て元禄十二年(1699)板倉氏二万石の居城となり、清山神社は板倉氏の祖を奉祀しています。

0.5km (8分)
終点 庭瀬駅
電車に乗って、岡山駅まで約7分。人口70万人の岡山の顔である都心は、商業と経済の中心地。後楽園・岡山城や西川緑道公園等の観光、ショッピング、食事を楽しめます。