「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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因幡海道~宮本武蔵ゆかり歴史の道 鎌(窯)坂峠越

播磨国姫路(兵庫県姫路市)を起点に、岡山県美作市を経て、山陰の因幡国鳥取(鳥取県鳥取市)まで至る「因幡街道(いなばかいどう)」の歴史は古く、飛鳥時代にさかのぼり、奈良時代の風土紀にもこの道について記されています。宮本武蔵の生誕地にある「武蔵武道館」を始点に、武蔵ゆかりの鎌坂峠(かまさかとうげ)を通って、平福宿を目指すコースです。
里山風景が広がる宮本武蔵生誕地を歩き、鎌坂峠では竹藪を抜けて山の自然を感じられるルートです。
番号:133014
◆コースの概要/距離:13km、所要時間:150分、高低差:-m ◆コースの起点/地名:宮本武蔵顕彰武蔵武道館、最寄駅:智頭急行智頭線 大原駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:4km ◆コースの終点/地名:平福宿、最寄駅:智頭急行智頭線 平福駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:-km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:無、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/春・秋 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/美作市 経済部商工観光課、電話番号:0868-72-6693





起点 宮本武蔵顕彰武蔵武道館
武蔵の里のシンボル的存在。特徴的な屋根は武蔵が作った「海鼠透鍔(なまこすかしつば)」がモチーフ。大会も年間を通して開催され全国各地から剣士が訪れます。
2km (5分)
1 宮本武蔵生家跡
宮本武蔵生誕地にある武蔵の生家跡。もともとは、茅葺きの家だったが、昭和17年に現在の瓦屋根となりました。大黒柱の位置は、当時と変わらないと伝えられている。
0.8km (5分)
2 一貫清水
武蔵神社から鎌坂を800mほど登ったところに、年中絶えることのない清水が湧いています。かつてこの峠を超える旅人が喉を潤し、冷たくて美味しく「銭一貫(1000文)の値打ちがある」といわれ、この名が付けられました。当時、頂上にあった茶屋ではこの水を沸かしたお茶が参勤交代の一行を癒し、剣豪・宮本武蔵が故郷をあとに修行の旅に出る際に竹馬の友・森岩彦兵衛と別れを惜しんで清水を飲んだといわれています。そして現在も懇々と湧き出ており、訪れる人々を癒しています。
4.2km (50分)
終点 鎌坂峠
鎌坂峠は昔から山陰と山陽の交通の要衡でした。江戸時代から整備されたのがうかがえる、竹やぶを抜け、頂上には、峠茶屋跡の広場があります。
5km (25分)
番外 平福宿
宿場町「平福」は、因幡街道随一の宿場町として栄えたところで、「利神城跡」や「宮本武蔵初決闘の碑」などの旧跡が数多く残っています。街道沿いに連なる町並みには格子などの意匠が施され、また、街道の裏側になる佐用川沿いには、川座敷や土蔵群が軒を連ね、訪れた人々をノスタルジックな気分にさせてくれます。