「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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湯郷温泉 近代歴史・文化の薫る湯けむりコース

その昔、円仁法師が西国巡礼の途中に、白鷺が足の傷を癒しているのを見て発見したと伝えられる湯郷温泉は、別名「鷺の湯」と呼ばれ、およそ1200年前から人々に親しまれてきました。ラジウム気泡を含む塩化物泉で、無色透明の湯は肌がつるつるになると評判なことから別名「美人の湯」とも呼ばれています。
ホタルが生息し清流が流れる温泉街近くに地元の方々がひっそりと守る「そば粉聖人堂」、産業遺産「まんぷ」など、これまで一般の方にはあまり知られて来なかった、近代の歴史要所があります。
番号:133015
◆コースの概要/距離:10km、所要時間:120分、高低差:-m 
◆コースの起点/地名:湯郷温泉、最寄駅:-、最寄のバス停:宇野バス林野駅・湯郷温泉行 湯郷、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:湯郷温泉、最寄駅:-、最寄のバス停:宇野バス林野駅・湯郷温泉行 湯郷、最寄からの距離:0km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/羽・夏・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/美作市 経済部商工観光課、電話番号:0868-72-6693





起点 からくり時計
湯郷温泉街にある高さ7.9m、幅4.3mの巨大なからくり時計。岡山県に伝わる巨人伝説「さんぶ太郎」のモニュメントとして人々にし親しまれています。朝8:00~夜21:00の正時になるとさんぶ太郎が常夜灯の中から登場します。
3km (20分)
1 題目岩
元禄15年(1702)、聞法院理賢と聞法院妙賢が巨石に法華経「南無妙法蓮華経」を刻み込みんだ岩が残っています。
3km (40分)
2 まんぷ
水不足に苦しんでいた稲穂村では、明治中期以降に大規模な灌漑工事を行いました。山瀬を集める集水溝と、集めた水を池に送るための隧道で、固い岩盤やもろい岩肌を削り、長さ約46mのトンネルは人力で掘り抜かれ、人夫役が延べ1万人にもなったため、まんぷ(万歩)と呼ばれるようになった場所で近代の産業遺産です。
2km (15分)
3 そば粉聖人堂
美作市殿所に佇む小さなお堂。ここは、そば粉聖人堂と呼ばれ、そば粉聖人さまが祀られています。そば粉聖人さまとは実際に存在した人物の俗称で、明治・大正時代に、世の飢饉や難病を救うべく高木峯次郎という聖人さまが、体の一部を犠牲にしながらも人々のために祈ったという史実があり、その聖人さまの供養として、このお堂が立てられ、現在では、地元の人々が大切に祀りお世話をしています。
2km (45分)
終点 湯郷温泉 足湯
岡山県を代表する温泉郷・美作三湯の一つで、その昔、円仁法師が白鷺に導かれて温泉を発見したといわれる湯郷温泉は1199余年の歴史ある温泉地です。ホタル舞う清流が流れる温泉街には、和の情緒豊かな宿からモダンな宿まで大小のホテル、旅館、民宿が立ち並んでいます。日帰り利用できる鷺温泉館があるほか、レトロなおもちゃの観光スポットとしても人気を集めています。