「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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近代宇部の礎を巡るみち

市街地を抜け、随所にある樹木や花、そして、都市景観と調和した野外彫刻を眺めながら、江戸時代に毛利藩永代家老で宇部の領主でもあり、1864年に明治維新に繋がる歴史的な政変である禁門の変及び長州征伐の責任を取る形で切腹を命じられた福原越後、また奇しくも同年誕生し、炭鉱経営で得た資金を元に数々の企業を興し、また、教育機関や上水道、港湾等の社会基盤を整備し近代宇部の発展の礎を築いた渡辺祐策ゆかりの地を散策する、近代宇部市の誕生から現代までを感じることができます。
番号:135001
◆コースの概要/距離:8.3km、所要時間:140分、高低差:20m 
◆コースの起点/地名:宇部新川駅、最寄駅:JR宇部線 宇部新川駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:宇部新川駅、最寄駅:JR宇部線 宇部新川駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・秋
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/宇部市 総合政策部文化・スポーツ振興課、電話番号:0836-34-8626





起点 JR宇部新川駅
宇部市の中心市街地に位置するJR宇部線にある駅。駅前にはバスターミナルがあり、山口宇部空港、新山口駅方面のほか、各方面行きのバスの起点でもある。
0.4km (6分)
1 宇部市渡辺翁記念会館
近代宇部の発展に大きく寄与した渡辺祐策の功績を記念し、1937年に建築家・村野藤吾の設計により建設された。国の重要文化財にも指定された昭和初期の近代建築屈指の建物で音響効果の優れたホールとしても知られている。周辺は、渡辺祐策の銅像、野外彫刻が設置された公園となっており、中心市街地にある市民の憩いの場でもある。
0.7km (11分)
2 真締川公園(東側)
市の中心部を流れる真締川両岸に設置された公園で、ツツジやムクゲ、バーベナ等四季折々の花木。親水テラス、ウッドチップを敷き詰めたウォーキングコース、UBEビエンナーレに出展された野外彫刻など、市街地に緑豊かな空間を形成し、ウォーキングやジョギングなどの場としても好評を得ている。
1.6km (24分)
3 維新館跡
1864年、教育熱心な福原越後公がもともとあった郷校青莪堂を廃して、文武の稽古場として新たに学館「維新館」を建てた。
0.3km (5分)
4 福原史跡公園
毛利藩の永代家老で宇部の領主福原家の屋敷跡。1976年に市の史跡公園として開放された園内には、井戸の跡、屋敷神、樹木が残存し、表門は萩屋敷の正門(県有形文化財)を3分の2に縮小模造したもので、階段は神原公園にあった福原越後公銅像の台座が使われている。
0.6km (15分)
5 琴崎八幡宮
859年に琴芝海岸に創建され、1377年から現在地。福原越後が1865年に琴崎八幡宮に合祀されたが、その後、維新招魂社(現、宇部護国神社)に移され、現在に至っている。初詣や季節の祭りなどで多くの市民で賑わい、600種類以上の豊富なお守りがあることでも有名。
1.8km (30分)
6 宇部護国神社
福原越後公を主祭神とし1866年に創建された。日本庭園の装飾の一つ「水琴窟(すいきんくつ)」は日本最大級の大きさを誇り、水滴が落ちると琴のような音色が響く。市内でも有数の桜鑑賞スポットとしても有名。
0.9km (15分)
7 宗隣寺
777年、唐より来朝した為光(威光)和尚が松江山普済寺として創建。その後1670年に福原氏が宗隣寺として建立。本堂の北側にある「龍心庭」は南北朝時代に築庭された山口県最古の庭園で全国唯二つしかないという山畔を利用した池庭で、国の名勝庭園にも指定されている。
0.8km (15分)
8 真締川公園(東側)
緑豊かな空間を形成しており、市民の憩いの広場として利用されています。特に市役所周辺部は彫刻が多く設置され、夜間のライトアップで昼間と異なる公園を楽しむことができます。
1.2km (20分)
終点 JR宇部新川駅