「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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常盤湖周遊園路-緑と花と彫刻の道

常盤湖は江戸時代に築堤された灌漑用の人造湖です。地誌の防長風土注進案に「朝日常盤に登りて数多の山岳池面に影を照し、水面に山勢叢樹の姿鏡に影のうつろいたるむ有様言葉にいヽかたし」とあるように、古くから風光明媚な景観が知られています。その後、石炭の街として発展し、それ故、煤塵公害に悩まされました。対策として緑化事業を推進し、屋外に彫刻を設置しそれが評判となり、日本初の野外彫刻展を開きました。湖岸の豊かな自然と公園の植栽に、石炭にゆかりある史跡や施設、彫刻等が集結した文化の道です。
番号:135003
◆コースの概要/距離:5.7km、所要時間:150分、高低差:4~5m
◆コースの起点/地名:ときわ公園正面入口、最寄駅:JR宇部線 常盤駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1km
◆コースの終点/地名:ときわ公園正面入口、最寄駅:JR宇部線 常盤駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・秋
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/宇部市 公園整備局緑と花と彫刻の博物館管理課、電話番号:0836-37-2888




起点 ときわ公園正面入口
ときわ公園の玄関口。山口宇部道路「宇部南I.C.」より車で5分、JR西日本宇部線常盤駅より徒歩30分、ときわ公園前バス停より徒歩5分。
0.2km (3分)
1 石炭記念館
宇部市発展の基盤となった石炭産業を後世に伝えるため、昭和44年に誕生した日本初の石炭記念館。近代化産業遺産に選ばれた約3,000点の資料やモデル坑道、東見初炭鉱の竪坑櫓を移設した展望台等がある。
0.2km (14分)
2 常盤橋周辺のツツジ
常盤大橋周辺や周遊園路などを中心に、約10,000株のヒドラツツジが植栽され、例年4月下旬から5月中旬に美しい花を咲かせる。この時期は石炭記念館の展望台から圧倒的な景観を楽しむことができる。
0.5km (8分)
3 ときわ湖水ホール ときわミュージアム分館
ときわ湖水ホールにあるときわミュージアムの分館。柳原義達、向井良吉コレクションの展示をはじめ、UBEビエンナーレ関係の作家などの企画展が常時開催される。
1km (18分)
4 炭生(たぶ)跡
常盤湖周遊園路の東岸に点在する江戸時代の石炭採掘の跡。約300年前に築堤された常盤湖の湖底にも採掘跡があることからそれ以前の史跡と考えられ、その多くは安全上の理由で埋められている。
1.2km (25分)
5 薬草園
常盤湖周遊園路沿いに整備された薬草園。漢方薬に利用される薬草を中心に約150種の薬草や有用植物が植えられている。
1.2km (25分)
6 しょうぶ苑
常盤湖周遊園路沿いに有り、例年6月上旬~中旬に約150種80,000本のしょうぶが咲き誇る。例年6月中旬には「ときわ公園しょうぶまつり」が開催され、多くの来場者で賑わう。
0.1km (1分)
7 あじさい苑
しょうぶ苑に隣接し、例年5月下旬から6月下旬に約1,500株のあじさいが咲き誇る。しょうぶと花期が重なるため、両方の花を楽しむことができる。
0.3km (4分)
8 憩いの家のボタン苑
例年4月中旬から5月上旬に約300株のボタンと約180本のシャクヤクが咲き誇る。南側にはときわミュージアムのロックガーデンが有り、季節の花や植物も楽しめる。
0.1km (2分)
9 ペリカン島と藤棚
モモイロペリカン等を飼育するペリカン島の近くにあり、面積約1,300㎡におよぶ藤棚。例年4月下旬~5月上旬に見られる幅約100mの藤の花のトンネルは圧巻。
0.2km (5分)
10 ときわミュージアム温室
平成19年にオープンした全国でも珍しい彫刻と植物の複合博物館。本館にはラン室、サボテン室、熱帯植物室の各温室があり、ここで作出された花サボテンをはじめ、日頃見ることの少ない珍しい植物が観察できる。
0.2km (15分)
11 ときわミュージアム  彫刻野外展示場
ときわミュージアムの屋外展示場。平成27年で第26回展となるUBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)の会場で、展示場の中心にはシンボルとして、向井良吉の「蟻の城(1962年)」が設置されている。
0.5km (30分)
終点 ときわ公園正面入口
ときわ公園の玄関口。山口宇部道路「宇部南I.C.」まで車で5分、JR西日本宇部線常盤駅まで徒歩15分、ときわ公園前バス停まで徒歩5分。