「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



地域を選択する

関門歴史ロード

下関は交通の要衝として西日本の政治、経済の交流点であるとともに、大陸の門戸として外来文化の流入点でもありました。壇之浦は1185年源氏と平家の最後の決戦場となったことで有名です。源平合戦や下関戦争など、様々な歴史舞台の地を巡り、周防灘と響灘を結ぶ関門海峡を眺めながら下関の歴史探訪のみちです。
番号:135006
◆コースの概要/距離:14km、所要時間:235分、高低差:5m
 ◆コースの起点/地名:下関駅、最寄駅:JR山陽線 下関駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:巧山寺、最寄駅:-、最寄のバス停:城下町長府、最寄からの距離:1km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/下関市 観光交流部観光政策課、電話番号:083-231-1350





起点 JR下関駅
0.4km (5分)
1 大歳神社
源義経が壇之浦の合戦に際し、戦勝を祈願した神を祀ります。長い石段を登りつめた境内には、めずらしい「七卿落ち(しちきょうおち)」の画碑があります。境内前の大鳥居は、白石正一郎が寄進したもので、その大きさに当時の豪商の経済力がうかがえます。
2.4km (30分)
2 海響館
平家蟹や小平家(こべけ)など、平家ゆかりの生き物を展示。世界最大級、日本初公開のシロナガスクジラの全長23mの骨格標本展示をはじめ、他では見ることのできない内容が目白押しです。
0.5km (7分)
3 旧下関英国領事館
平成11年(1999)に国の重要文化財に指定され、平成20年(2008)から保存修理を開始、平成26年(2014)7月18日にリニューアルオープンしました。赤レンガづくりの建物は明治39年(1906)に建てられたもので、設計者は長崎の英国領事館の建築を担当したウイリアム・コーワンと言われています。
0.25km (3分)
4 亀山八幡宮
貞観元年(859)宇佐神宮より分霊を勧請(かんじょう)し創建されたと伝えられる古社で、市民からは「関の氏神」として親しまれています。2月の凧上げ大会、5月の八丁浜、7月の夏越祭(なごしさい)の花火大会ではとくに多くの観客でにぎわいます。
0.17km (3分)
5 唐戸市場
関門地区では歴史ある市場で、水産物が豊富。市場内の様子を一望できる見学デッキや屋上芝生広場、水産加工品の小売店、食堂、喫茶店もあります。
0.4km (5分)
6 赤間神宮
源平壇ノ浦の合戦で入水された安徳天皇を祭神とする神宮で、境内には安徳天皇阿弥陀寺御陵、平家一門の墓、七盛塚(ななもりづか)、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の怪談で有名な「耳なし芳一」の木像が祭られている芳一堂、「長門本平家物語」「源平合戦図」など貴重な資料のある宝物殿等があります。
1.3km (16分)
7 みもすそ川公園 
公園前の海は関門海峡の一番狭まったところで早鞆(はやとも)の瀬戸といわれ、潮流も一番速く、代表的な関門海峡の景色を見ることができます。ここはまた、源平壇ノ浦合戦の古戦場であるとともに、幕末の攘夷戦で外国船に砲撃した砲台跡でもあります。
5km (60分)
8 豊功神社
明治元年(1868)、旧藩主毛利家の霊屋として創建。境内からは国指定天然記念物「満珠・干珠」を眼下に望めます。初日の出の名所としても有名です。
1.3km (17分)
9 忌宮神社
長門国二の宮で、仲哀(ちゅうあい)天皇・神功皇后(じんぐうこうごう)が西国平定の折、ここに豊浦宮(とよらのみや)を建て、7年間滞在したといわれています。
0.5km (7分)
10 長府毛利邸
明治36年(1903)、長府毛利家14代元敏(もととし)によって建てられた邸宅で、明治天皇の行在所(あんざいしょ)としても使われたところです。重厚な母屋と白壁に囲まれた純和風の庭園が往時を偲ばせてくれます。
0.5km (7分)
終点 功山寺
鎌倉時代創建、唐様(からよう)建築の美しさを保つ仏殿は、わが国最古の禅寺(ぜんでら)様式を残しており、国宝に指定されています。また数々の歴史の舞台となったところで、毛利元就(もとなり)に追われた大内義長(おおうちよしなが)が自刃(じじん)したり、高杉晋作が明治維新の転機となる旗揚げをしたところでもあります。