「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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川棚大クス里山街道

クスの森から川棚川沿いに農村集落が点在する里山の風景のなかを歩きます。穏やかな山並みと川沿いの田畑のこの道は、狗留孫山修善寺への参詣道でもあり、江戸時代から昭和初期にかけて川棚温泉の湯治客の行脚で賑わいを見せました。川棚温泉は、約600年前にはすでに湯屋があり、歴史ある温泉地です。毛利藩主たちが晶叙にし御殿湯を設けました。また、毛利元周によりこの地の美しいハつの風景を「川棚八景」と名付けました。この道を辿ると、時季に応じて表情を変える景色を往時とさして変わらぬまま楽しむことができます。
番号:135007
◆コースの概要/距離:5.6km、所要時間:105分、高低差:45m ◆コースの起点/地名:川棚のクスの森、最寄駅:-、最寄のバス停:ブルーライン交通 川棚温泉、最寄からの距離:0.2km ◆コースの終点/地名:川棚の杜、最寄駅:-、最寄のバス停:ブルーライン交通 川棚温泉、最寄からの距離:0.4km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/春・夏・秋・冬 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/川棚温泉観光ボランティアガイドの会、電話番号:083-774-3855





起点 川棚のクスの森山頭火句碑
樹齢1000年を超す大楠はその麗しい姿から近年パワースポットとして人気の場所。山頭火の句碑が建っている。数奇な運命にほんろうされながらも、自由律俳句の巨星となった種田山頭火。西日本を中心に放浪しながら句作に励んだこの漂泊の俳人もまた、川棚に魅了された一人。とりわけ、おだやかな山々に抱かれた日本の原風景ともいえる素朴な風土、そして、こんこんと湧き出る温泉。それは、稀代の俳人に、川棚こそが終生の地と思わせるほどの魅力に満ちたものでした。
0.6km (10分)
1 里山の風景その1
穏やかな山並みと田畑の中の里山道。
0.7km (13分)
2 里山の風景その2
農村集落から川棚川沿いへとつづく道。
2.9km (56分)
3 大師堂
狗留孫山八十八ヵ所霊場大師堂。
0.3km (6分)
4 狗留孫山道標
左くるそん はぎ/右さんねじ よし田の道標が残る。
0.3km (4分)
5 水辺の小径
湯町川沿いの小さな道。
0.1km (2分)
6 薬師院
毛利綱元侯が川棚温泉に入浴すると病気がよくなったことから薬師院を姐立し、多くの人達を病気から救うことを望んだことが縁起とされている。
0.1km (3分)
7 御殿湯跡
毛利綱元侯が川棚温泉を訪れた際、この場所に御殿湯と御茶屋が設けられた。
-km (-分)
8 湯明神
狗留孫山献燈(嘉永2年)狗留孫山への参詣道に建てられた灯龍。
0.2km (2分)
9 妙青寺
毛利秀元侯が実姉を埋葬するため伽藍の大修理を行い寺号を妙青寺とした。以来毛利藩主の立ち寄りの際には本陣とされた。
0.2km (4分)
10 松尾神社
温泉の守り神である青龍を祀った神社で古くは「青龍権現」と呼ばれていた。春の神事(破魔矢とせぎ餅)は数百年つづいている。
0.2km (5分)
終点 川棚の杜
川棚温泉交流センター。烏山民俗資料館、観光協会、カフエ、イベントホール、ガイドの会が併設されている。