「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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山口市徳地森林セラピー基地~東大寺再建のふるさと 杣入りの地 徳地~

約800年以上前に東大寺再建の用材を伐り出し、その任についた「重源上人」にまつわる史跡や史話が数多く残されています。
滑山国有林は、「滑の三本杉」を始め皇居用材や錦帯橋の橋脚材としての樹齢200年生以上の良質なアカマツ(通称;滑マツ)や1800年代初頭に山引苗植栽をした全国的にも稀な「モミ林」、本州西限「ブナ天然林」など貴重な森林資源が多数残っています。
大原湖周辺の約3,700haが、森林セラピー基地であり、10,600mのセラピーロードは、高低差の少ないフラットな道が続きます。
番号:135018
◆コースの概要/距離:10.9km、所要時間:210分、高低差:200m ◆コースの起点/地名:愛鳥林駐車場、最寄駅:-、最寄のバス停:山口駅より車、最寄からの距離:25km ◆コースの終点/地名:ふれあいパーク大原湖、最寄駅:-、最寄のバス停:山口駅より車、最寄からの距離:25km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/春・秋 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/山口市 経済産業部徳地農林振興事務所、電話番号:0835-52-1122





起点 愛鳥林
天然性のアカマツと広葉樹が混在した自然林内を散策しながら、多くの野鳥のさえずりが楽しめます。林内には食餌植物の植栽、鳥の巣箱や森林セラピーのピクトグラムが整備され、炭焼き窯などの跡が観られるなど散策に適した環境です。
-km (-分)
1 野谷石風呂
山口市徳地地域は、源平の争乱で焼失した東大寺の再建用材を調達するために重源上人が訪れた地です。この石風呂は材木調達に従事した人夫達を保養する、現代でいうならサウナです。この野谷の石風呂は国指定の史跡になっています。
0.9km (18分)
2 入船山
佐波川ダム建設以前は、集落を見下ろす小高い山でしたが、現在では湖に浮かぶ島になっています。アオサギやカワウの営巣地となっており、約100メートルの距離で野鳥の観察が可能です。春から夏にかけて、鳥の声が賑やかです。
0.7km (12分)
3 佐波川ダム
昭和31年9月に完成した多目的ダムです。治水のほか、かんがい、工業用水、発電の役割を担っています。ダムにより出来た湖はかっての集落の名をとり、大原湖と呼ばれています。
-km (-分)
4 僧取淵・僧取岩
俊乗房重源上人の弟子蓮華坊が大木を筏にして運んでいる途中、大岩に衝突して命を落としたことから、大岩を僧取岩、淵を僧取淵といいます。川に沈んだ坊主木を用いて、古くから雨乞いの行事が行われていました。
-km (-分)
5 佐波川関水
東大寺再建の用材を運ぶために、川を堰き止め、堰の一隅に水路を作って流しました。これを関水といいます。瀬戸内海まで118箇所の関水が作られましたが、現存するものはこの一箇所のみとなっています。国指定史跡。
1.9km (40分)
6 国立山口徳地青少年自然の家
ウォークラリーやノルディックウォーキング、MTBなどの野外活動が楽しめる社会教育施設です。県下最大の反射望遠鏡を使った星空観察会や、石風呂体験会など各種イベントも開催しています。
1.9km (40分)
7 長者ヶ原
火山口であったといわれる台地の周囲に、ヒノキ林、スギ林、クヌギ林、花木並木林が広がります。周回路は道幅ひろく、子ども達が安心して遊べる場所です。
2km (35分)
8 大原湖
佐波川ダム建設以前は、大原という集落があったことから、大原湖と名づけられています。湖畔にはサクラの花が揺れ、満水の湖にヤナギの新緑が美しく映えます。夏は水位が下がり水遊びの適地になります。
-km (-分)
9 観音の滝
かつてはダムの底に沈んだ集落を見下ろす憩いの場所であった滝。平成12年に遊歩道が整備されました。篤林家が手入れする美しいスギの美林の林道をとおり、石伝いに、沢登り区間を登れば、涼風とともに、見事な滝が現われます。
5.4km (105分)
終点 ふれあいパーク大原湖
バス・トイレ等を完備したケビンとオートキャンプサイトを備えるキャンプ場です。カヌー・MTB等レンタル用品も豊富です。売店では特産品等も購入できます。冬季はイルミネーションが楽しめます。