「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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讃岐遍路道(白峯寺~根香寺コース)

春は新緑、秋は紅葉を楽しむことができる遍路道コース。道中にある、足の病気を治すと言われる「足尾大明神」や「摩尼輪塔」、「下乗石」また当時の雰囲気たっぷりの3札所への分かれ道「十九丁」は注目ポイント!道中には、41基の丁石が残っており一基一基見つけながら歩くのもひとつの楽しみ方。当時から残る石碑なども残っており―見の価値あり。古くからそびえ立つ木々や、草花にふれ合うこともできる。自然を感じられ、古の雰囲気を味わえるコース。

番号:137004
◆コースの概要/距離:5.5km、所要時間:240分、高低差:100m
◆コースの起点/地名:白峯寺、最寄駅:-、最寄のバス停:王越線 高屋、最寄からの距離:2.5km
◆コースの終点/地名:根香寺、最寄駅:JR予讃線 鬼無駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:3.7km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:無、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:無
◆推奨季節/春・秋
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/坂出市 産業課にぎわい室、電話番号:0877-44-5015




起点 綾松山洞林院 白峯寺
四国霊場81番札所。讃岐に配流された崇徳上皇がこの地で没したことから、白峯御陵や頓証寺殿が建立されている。
0.1km (0分)
1 遍路道起点の道標・丁石
「五十丁石」と書かれた丁石があり、ここが遍路道の起点とされ、稚児川沿いに根香寺に向かって進む。一丁は約109mであることから、根香寺までは5.45kmであることを示す。
0.4km (12分)
2 下乗石
香川県指定有形文化財の笠塔婆(摩尼輪寺)で、元応3年の銘がある。ここから白峯寺の聖地に入るにはどんな高貴な人でも乗物が禁じられた。その隣には、天保7年に高松藩によって建てられた添碑で、笠塔婆に小屋を建て保存したことが記されている。

1.4km (30分)
3 閼伽井(あかい)
『白峯寺縁起』では、弘法大師が白峯寺開基の際に細った言われる井戸。約1m四方の石の井側に囲まれた浅い井戸には澄んだ水がたたえられている。石柱右側面には「岩にせく阿か井の水のわりなりきは心住めとも屋とる月哉 西行法師」という歌が刻まれている。
1.6km (36分)
4 十九丁目付近
国分寺からの遍路道との三叉路にあたる。石垣で構築されたやや広い平坦地が見られ、発掘調査成果から、19世紀前での小堂と休憩所が所在したと考えられている。地蔵菩薩坐像、中務茂兵衛の道標、遍路墓など多数の石造物が見られる。
0.5km (12分)
5 足尾大明神
通称アシバサン。足の神様として信仰を集め、ぞうり等が奉納されている。昔、この付近に根香寺末寺の吉水寺があり、その鎮守社であったと言われている。天保3年の石仏、十四丁石などが見られる。
1.2km (24分)
6 三丁目付近
一宮寺に向かう遍路道との三叉路にあたり、道標には「是ヨリ一宮迄二里半」と刻まれている。左側面には「崇徳天皇御遺詔地千尋獄是ヨリ一丁」と指で指している。崇徳天皇がその風光を賞で、御陵を造るように言った場所だと言われている。
0.3km (6分)
終点 青峰山 千手院 根香寺