「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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弘法大師の生誕地を訪ねるみち

市域のほぼ中央にある善通寺は、唐から帰朝した空海が6年の歳月を費やし813年に建立。空海誕生の地であり、市内には、八十八ヶ寺中の五ヶ寺があります。五ヶ寺を歩いてもらうことで気軽に遍路の体験をしていただけます。
また、弘法大師の伝説やゆかりの地が多くあり、弘法大師の息吹を感じることができます。
コース近辺には、旧軍関係の建物や古墳が数多くあり、善通寺市の豊かな文化・歴史を感じることができます。
番号:137006
◆コースの概要/距離:12km、所要時間:210分、高低差:-m 
◆コースの起点/地名:善通寺駅、最寄駅:JR土讃線 善通寺駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km 
◆コースの終点/地名:金倉寺、最寄駅:JR土讃線 善通寺駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.5km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春 
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/善通寺市 商工観光課、電話番号:0877-63-6315





起点 JR善通寺駅
110年の時を超え、今も使われ続けるまちの玄関です。明治時代に建てられ、大正11年(1922年)秋の陸軍大演習の際に大改修されました。表玄関やホームの天井など、そこかしこに大正の趣を残した歴史ある駅です。ここから弘法大師空海生誕の地を巡る一歩を進みます。
1.5km (20分)
1 75番札所総本山善通寺
75番札所善通寺は、大師のご誕生の地であり、大師の父「佐伯真田公善通」の名にちなんで名付けられたと伝えられる真言宗善通寺派の総本山です。県内最古の現存する五重塔、仏帥・運長作の本尊、大師の御作や遺品などの宝物が納められた宝物館などがみどころです。
4.8km (90分)
2 73番札所 出釈迦寺
73番札所出釈迦寺まで歩く際、左手に断崖が見えます。大師が7歳の時、「仏門に入って多くの人を救いたい。この願いが叶うのなら、釈迦如来よ、現れたまえ」と願って身を投げた、という伝説の残る捨身ケ岳です。この伝説が、寺の名前の元になっています。
0.4km (10分)
3 72番札所 曼荼羅寺
坂を下るとすぐ72番札所曼茶羅寺に着きます。大師が母・玉依御前の菩提寺として建てられたと伝えられるこの寺には、弘法大師を慕う平安・鎌倉時代の歌人西行法帥も訪れたとされています。 「西行の昼寝石」「西行法師笠掛けの桜」など境内に残る西行法師の足跡を探してみてください。
2.3km (30分)
4 74番札所 甲山寺
西讃府志に、弘法大師が清濃池を修築した功績で朝廷から賜った報奨金で建てた寺、として記されているのが74番札所甲山寺です。甲山は、香川県に多いおむすび形をした小山です。頂上には戦国武将の居城跡があり、南束のふもとからは、古代の甕棺や土器などが出土しました。
3km (65分)
終点 76番札所 金倉寺
76番札所・金倉寺は、弘法大師の姪の子である円珍(智証大師)が命名したと伝えられるお寺です。境内では乃木将軍ゆかりの品など、善通寺市に関する偉人たちの歴史にも触れることができます。善通寺市の歴史と文化の香りを堪能して、ぜひまたご来訪ください。