「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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『レトロ若松ふるさとの道』

若松はかつて日本一の石炭の積出港として栄え、街中が黒ダイヤで輝き、日本の近代化にエネルギーを送り続けた港。そして洞海湾に架かる朱色のシンボル・若戸大橋でつながる戸畑と若松。どこか懐かしさの残るレトロの雰囲気を感じて頂けると思います。他に芸術・文学・歴史と多彩な楽しみ方ができます。影ながら石炭積み出しを支えた石炭荷役仲仕(通称:ごんぞう)の働きは、炭塵で顔や身体を真っ黒にさせながら忙しい時には昼夜ぶっとおしで働いた。そんな姿があらわれるかもしれません。
番号:140023
◆コースの概要/距離:5.1km、所要時間:788分、高低差:124m 
◆コースの起点/地名:若戸渡船 戸畑渡船場、最寄駅:JR鹿児島本線 戸畑駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.5km 
◆コースの終点/地名:旧古河鉱業若松ビル、最寄駅:JR若松線 若松駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0.5km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/北九州市 健康推進課、電話番号:093-883-7444





起点 若戸渡船・戸畑桟橋 (渡船で若松へ) 若松渡船場
若戸大橋の下洞海湾(戸畑~若松)を3分で結ぶ海上交通路。対岸の若松南海岸のレトロな風景が目の前に。料金:大人100円、小児50円
0.2km (3分)
1 わかちく史料館
明治23年当時、洞海湾近辺には鉄道が敷かれ、民間会社によって港や航路、泊地が造られて石炭景気に沸きました。その1世紀にわたる洞海湾の歴史を、豊富な資料や写真・映像、模型やジオラマなど詳しく紹介してます。
0.2km (4分)
2 若松恵比寿神社
神功皇后が洞の海の海中で見つけた光る石を海路の守護石として祀ったものが起源と神社に伝わる縁起で伝えられている。また、若松という地名も、この時に同行していた武内宿禰の語った言葉に由来すると伝えられている。
1.3km (16分)
3 白山神社
元々は霊峰白山をご神体とする加賀国の白山比神社だそうで、元正天皇の時代の霊亀2年(716)に白山女体権現を若松の藤木という所に勧請したのが始まりといわれてます。その後、村の発展と共にこの場所に遷されたものです。隠されたパワースポットである。
0.8km (15分)
4 高塔山公園「火野葦平文碑」
標高124mに位置する展望台から若松市街や若戸大橋、皿倉山などを大パノラマで眺望できる。春夏秋冬各四季を彩る花々を楽しむことができる。
1.2km (15分)
5 火野葦平旧居 『河伯洞』
火野葦平が晩年を過ごし、代表作の「花と龍」を始め「革命前後」など多くの作品が生まれた場所。『河伯洞』とは河童の棲む家という意味で、葦平が河童をこよなく愛したことに由来している。
0.8km (12分)
6 火野葦平資料館
若松市民会館内にあり、「花と龍」などで知られる若松出身の作家・火野葦平の業績を伝える。日記やノート、生涯を辿る写真やパネルなどゆかりの資料を多く展示している。
0.5km (7分)
7 旧ごんぞう小屋
石炭の町として栄えた若松。ごんぞう(石炭荷役仲士)の詰め所。復元し今は休憩所として開放。
0.1km (2分)
終点 旧古河鉱業若松ビル
大正8年建造のレンガ造りの2階建てで、石炭で賑わった若松の歴史を今に伝える貴重な建築物である。現在は多目的ホールや会議室として活用されている。