「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



地域を選択する

五島列島福江島(長崎鼻灯台~高崎鼻公園)ルート

平成26年10月6日に国の名勝として海岸域及び海域が正式に指定された長崎鼻~柏崎~高崎鼻までを通るルート。柏崎公園の空海記念碑などでも分かるように、遣唐使との関連が強い場所で、遣唐使の想いを感じることができます。また、三井楽教会や淵の元カトリック墓碑群など、キリシタンの歴史も深く学ぶことができます。海岸線は夕映えの路として、広く続く草原、海からの潮風、波の音、さらにパノラマに広がる水平線の中を歩くことができます。
番号:142005
◆コースの概要/距離:10km、所要時間:150分、高低差:-m
◆コースの起点/地名:長崎鼻灯台、最寄駅:福江港、最寄のバス停:-、最寄からの距離:-km
◆コースの終点/地名:高崎鼻公園、最寄駅:福江港、最寄のバス停:-、最寄からの距離:-km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:無、看板・標識:有、安全対策:無、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・夏・秋
◆その他/
◆コースに関する問い合わせ先/長崎県 環境部自然環境課、電話番号:095-895-2383





起点 長崎鼻灯台
長崎鼻一帯は、遣唐使船が日本での最後の泊地として、食糧等を積み込んで唐へ向かったと言い伝えられている。長崎鼻灯台は位置を知らせる灯りだけではなく、周辺の岩礁を照らす照射灯も併設している。
0.8km (10分)
1 長崎鼻夕映えの路
三井楽半島北西部の溶岩海岸沿いに続く夕映えの路。広く続く草原、海からの潮風、波の音、さらにパノラマに広がる水平線の中を歩くことができる。
0.4km (5分)
2 淵の元カトリック墓碑群
三井楽半島北西部・夕映えの路を進むと、海に面した草原の一角に十字架の墓標やマリア様の像が並ぶカトリック墓地が見える。墓標を背にオレンジ色に染まる落陽は神秘的で美しい光景で、厳しかった歴史とそれに立ち向かったキリシタンたちの想いを感じることができる。
2.4km (40分)
3 柏崎公園
空海記念碑「辞本涯」が建てられている。空海が書物に残した言葉で、「日本の最果ての地を去る」という意味。命がけで唐に渡った遣唐使達の思いを感じることができる場所。
3.9km (60分)
4 三井楽教会
1797年大村藩の迫害から逃れてきた隠れキリシタンたちはこの地でひっそりと信仰を続けた。モザイク模様の壁画は貝殻などが使われ、教会内部のステンドグラスも美しい作りになっている。資料館にはキリシタン弾圧を物語る資料なども展示されている。
1.9km (30分)
5 万葉荒雄の路
万葉のロマンに浸りながらウォーキングができる、高崎鼻公園内の散策道。
0.6km (5分)
終点 高崎鼻公園
蜻蛉日記の作者・藤原道綱の母が詠った歌碑が建てられている。「いづことか音にのみきくみみらくの島がくれにし人をたづねむ」という歌は、みみらくの島へ行けば亡くなった人にも会えるという話から、母に会いたいという願いを詠んだ歌。