「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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歴史をつなぐ小道

都城盆地でも高城は南東側に位置し、この道を月山日和城に上がると都城盆地が大きく広がり、西に雄大な霧島連山、高千穂の峰が仰げます。ここは天孫降臨の地として有名です。
高城の武家屋敷門と、仁徳天皇の妃として知られている髪長姫の銅像と牧ノ原占墳群、そして石山観音寺と広い石山観音池や遊園地、温泉も楽しめます。
番号:145010
◆コースの概要/距離:8.2km、所要時間:125分、高低差:5m 
◆コースの起点/地名:旧後藤家商家交流資料館、最寄駅:-、最寄のバス停:高城・雀ヶ野 高城中町、最寄からの距離:0.1km 
◆コースの終点/地名:石山観音寺、最寄駅:-、最寄のバス停:高城・雀ヶ野 観音寺口、最寄からの距離:2km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/都城市高城観光協会、電話番号:0986-58-6900





起点 旧後藤家商家交流資料館
この旧後藤家商家交流資料館は、明治33年頃町の人地主だった後藤伊助が息子の五兵衛と共に建設したもので、建設当時は、その構造や建物の豪壮さから町の象徴的な建物でした。歴史ある後藤家の建物は、平成19年、国の登録有形文化財に登録されました。
0.9km (13分)
1 武家門
月山日和城の下にある武家門は、江戸中期から末期にかけて建てられた武家門で、この門は腕木門という形式で中級ないし中級以下の武士の門で全国的にありますが、これほどまとまって、7か所も現存しているのはこの地方では珍しいことです。
0.1km (2分)
2 高城神社
高城神杜は、石山片前の根占氏宅にあったが、明治4年時の大納言岩倉具視が16葉の菊のご紋章があるのを発明し、尊貴の社として郷社にすすめ明治5年9月28日祠官、内藤利映によってここに遷官されたものです。祭神は高皇産霊袖をお祭りしています。
0.1km (2分)
3 竜松山慶正寺
大正4年に建立され門戸1300戸有する大きなお寺として栄えています。本尊は阿弥陀如来の仏像で、右側に親鸞聖人、左に蓮如上人の絵像が掲げてあります。敷地の石門は、宗祖大師650回大遠忌に際して寄贈されたもので、石門はお寺としてはユニークで一見の価値があります。
0.2km (3分)
4 目和城
安中期、島津荘を開いた平季基の流れを汲む肝付兼重が1330年頃築いた山城です。以来、南北朝、島津、伊東の争乱の舞台になった所です。そして、この城址からは都城盆地を一望でき、昭和10年、陸軍大演習では昭和天騏がこの城頭にお立ちになりました。
0km (0分)
5 高城郷土資料館
平成4年、村おこしの一環として日和城址に地下2階地上3階で犬山城を模して建てられました。内部には、高城の原始、古代から近現代に至る文物が展示してあります。中でも高城が島津宗家の直轄地となった幕藩時代の古文書や町屋の展示物は貴重なものです。
1km (15分)
6 古墳群
牧の原古墳群と呼ばれる県指定古墳が、大井手に13基あります。このうち大井手の1.3.6号墳が前方後円墳で、残りはすべて円墳です。築造されたのは6~7世紀にかけてで、この地を支配していた豪族の墓です。地下式横穴墓や箱式石棺が発見されています。
0.1km (2分)
7 髪長媛像
その昔、諸県地方を支配していた人夷特命の妹で、美貌の評判が高い髪長姫を応神天皇が召し出された。その容姿の美しさに心奪われた大雀の皇子(後の仁徳天皇)が后にめされました。牧の原古墳1号墳の広場に、髪長姫の像が建立されています。
3.6km (55分)
8 観音池公園
江戸時代の中期、亨保年問(1710~1736年)の頃、濯漑用水池として築造されたもので、現在は温泉施設などを備えたレジャーパークとして、町内外からの多くの人の憩いの場所となっています。特に、公園並びに沿道を彩る桜並木は桜の名所として有名です。
2.2km (33分)
終点 石山観音寺
目羅上人の開祖で本尊は観世音菩薩です。応永6年(1399)のころ、遠州浜松当厳寺の住職実庵禅師が本堂を建立し再興したしたもので大樹にかこまれた静寂な山中にあり安産子育て観音として名高く遠方からの参拝者も多くあります。現在八角堂に再建されました。