「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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天璋院篤姫 思い出の道

錦江湾に浮かぶ無人島「知林ヶ島」や鹿児島のシンボル「桜島」が一望できる海岸線を歩きながら、薩摩今和泉駅を目指すコースです。
薩摩今和泉駅周辺は、今和泉島津家の別邸があった場所で、NHK大河ドラマ「篤姫」で一躍脚光を浴びた天璋院篤姫も幼少期を過ごしたといわれています。
 別邸跡地である小学校には、井戸、手水鉢、石垣や松原など、当時の風情がそのまま残っており、少し足をのばすと、豊玉媛神社や今和泉島津家墓地など、篤姫も訪れたであろう史跡に思いを馳せながら、まちあるきを楽しむことができます。

番号:146001
◆コースの概要/距離:5.8km、所要時間:120分、高低差:11m
◆コースの起点/地名:宮ケ浜駅、最寄駅:JR指宿枕崎線 宮ケ浜駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの終点/地名:薩摩今和泉駅、最寄駅:JR指宿枕崎線 薩摩今和泉駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:0km
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:無、安全対策:有、近隣の宿泊:有
◆推奨季節/春・夏・秋・冬
◆その他/-
◆コースに関する問い合わせ先/指宿市 観光課、電話番号:0993-22-2111





起点 宮ヶ浜駅
以前は日本一海に近い駅といわれた宮ヶ浜駅。現在は向かい側に公園が整備され、海を眺めながら散歩や休憩をする人々の姿が多く見られます。
0.1km (2分)
1 元祖坂本いもあめ
鹿児島で昔から親しまれているおやつのひとつである芋あめは、さつまいもからできる飴です。宮ヶ浜駅前にある元祖坂本いもあめは明治10年創業で、伝統の味を守り続けています。5分ほど歩くと工場もあります。
-km (-分)
2 知林ヶ島
潮の干満によって砂の道(砂州)が現れ、歩いて渡ることのできる神秘の島です。道がつながる様子から「絆の島」「縁結びの島」とも呼ばれています。宮ヶ浜駅向かいの公園からは、錦江湾に浮かぶ知林ヶ島を望むことができます。

1.2km (21分)
3 宮ヶ浜港防波堤捍海堤
天保4年(1833)に第10代薩摩藩藩主島津斉興が築かせた、当時の指宿で最大の防波堤です。もともとは三日月形の離岸堤で、三日月突堤とも呼ばれます。平成20年に国登録有形文化財に登録されました。
2.7km (52分)
4 町割
今和泉島津家別邸跡の今和泉小学校周辺には、江戸時代の風情を残す町割が現在も残っており、門柱や御蔵屋敷の石垣などが当時を偲ばせます。
0.1km (4分)
5 今和泉島津家別邸跡石垣と隼人松原
今和泉島津家別邸は、初代の島津忠郷が宝暦4年(1754)に建てたものです。建物は残っていませんが、当時の石垣の一部や隼人松原(松林)は、今も地元の方々に大切に守られています。
0.1km (3分)
6 幼少の篤姫「於一」像
平成24年に、幼少期の篤姫「於一」の像が建てられました。この像は、市民の寄付で建てられたもので、握りしめた両手は、篤姫の意思の強さを表しているそうです。
0.1km (3分)
7 今和泉島津家井戸と手水鉢
別邸跡地である今和泉小学校には、今も当時の井戸と手鉢が残されており、自由に見学することができます。
0.6km (10分)
8 豊玉媛神社
豊玉姫命が祀られる神社。島津家第20代当主綱貴の無事と地元の繁栄を祈るために地元の方々が鳥居と仁王像を建てたといわれています。
0.1km (3分)
9 田の神様
鹿児島でよく見られる「たのかんさあ」と呼ばれる、豊作を願う石造。大きなシキ(甑簀)をかぶり、手にはメシゲ(飯げ)を持っています。
0.4km (7分)
10 今和泉島津家墓地
今和泉島津家初代の忠郷をはじめ、篤姫の父や兄など6代の殿様と奥方らが埋葬されていて、14基の墓石と100余りの灯篭で囲まれています。多くは指宿でとれる山川石で造られています。
0.4km (15分)
終点 薩摩今和泉駅
NHK大河ドラマ「篤姫」が放映された際に、ボランティアガイドの拠点となった駅です。現在、常駐のガイドはいませんが、ボランティアガイドの方や地元の方、高校生らが時折足を運び、観光客を温かく迎えてくれます。