「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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湯の川あったか散歩道~知られざる湯の川の歴史を訪ねて~

湯の川温泉は、約360年前、千勝丸(松前藩主“松前高広”の幼名)が、湯治により難病が全快したという言い伝えがある程古い温泉です。コースには、昭和9年に日米野球が行われた「湯の川球場跡」や戦時中に建設が開始されたものの工事が中止となり未完成となった「旧戸井線」などがあり、函館の知られざる歴史を満喫できるコースとなっており、また、ルート上には2つの足湯がありますので、歩いて疲れた足を癒すこともできます。
番号:101024
◆コースの概要/距離:4.1km、所要時間:110分、高低差:-m ◆コースの起点/地名:函館市熱帯植物園、最寄駅:-、最寄のバス停:函館バス 熱帯植物園前、最寄からの距離:0km ◆コースの終点/地名:湯川黒松林、最寄駅:-、最寄のバス停:函館バス 湯の川プリンスホテル渚亭前、最寄からの距離:0km ◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:無、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 ◆推奨季節/春・夏・秋・冬 ◆その他/- ◆コースに関する問い合わせ先/函館市 観光部観光振興課、電話番号:0138-21-3383





起点 函館市熱帯植物園
温室には、約300種・約3000本の植物を展示しているほか、足湯・手湯付の休憩所があるなど源泉地ならではの楽しみが味わえる施設。
1.3km (22分)
1 湯倉神社
500年以上前、きこりが両腕の関節を痛めた際、湧き湯で湯治し完治。そのお礼に薬師如来を刻み、形ばかりのお堂を建てて安置したのが、今日の温泉の起源であるという伝説がある。
0.08km (2分)
2 湯の川温泉発祥の地碑
昭和22年に湯の川倶楽部が建てたもの。その碑の裏には湯の川温泉で千勝丸(松前藩主松前高広)が、湯治したことが建立の理由として書かれている。
0.16km (3分)
3 湯川寺(とうせんじ)の三十三観音
湯川寺にある観音像はもともと函館山に安置されていたもので、函館山が要塞となった時、山の裾野に下された。大正3年に湯の川村各地で遷座したが、道路拡張工事等で管理者がいなくなった観音像が多くなったため、湯川寺三世住職が引き取り、現在の位置へ安置された。
0.85km (15分)
4 旧戸井線
戸井線は、戦時中の昭和12年に軍事物資輸送を目的に建設が開始された鉄道で、その後、資材不足により中止され未完成となった。現在は、遊歩道としてその一部が活用されている。
0.2km (4分)
5 湯の川球場跡
昭和9年11月8日に、世界最強と言われた全米選抜チームと全日本選抜チームとの第2回日米野球大会が湯の川球場で行われた。米軍はベーブ・ルース、ルー・ゲーリックらの強豪選手、対する日本チームは市岡忠男総監督、主将久慈次郎の下、対戦に当たった。
0.84km (14分)
6 湯巡り舞台「足湯」
平成19年にオープン。市電湯の川温泉電停のそばにあり、歩き疲れた足の癒し湯。一度に20人程度が利用でき、24時間無料で楽しめる。
0.63km (11分)
終点 湯川黒松林
金森洋物館や金森倉庫の創業者初代渡辺熊四郎が私財を投じ、明治22年から11年間にわたり植林した本道最初の防風防砂林。