「新日本歩く道紀行100選シリーズ」を通年で歩く人たちのクラブ「歩きんぐくらぶ」



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みちのく潮風トレイル 種差海岸遊歩道

ウミネコ繁殖地として国の天然記念物に指定されている蕪島を起点とし、大須賀などの白砂の海岸、イタコマイマイ岩やナワカケ岩などの奇岩怪石が点在し、樹齢90年以上の松林が広がる淀の松原、さらには種差天然芝生地が広がるなど、変化に富んだ様々な自然の表情を望みながら歩<ことができます。四季折々に様々な野鳥や動物たちが顔を見せ、650種超の海浜植物や高山植物が咲き誇ります。美しい景観は、吉田初三郎、草野心平、司馬遼太郎など、多くの文人墨客にも愛され数々の作品に書き記しました。
番号:102010
◆コースの概要/距離:14.4km、所要時間:330分、高低差:20m 
◆コースの起点/地名:蕪島、最寄駅:JR八戸線 鮫駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1.3km 
◆コースの終点/地名:金浜、最寄駅:JR八戸線 金浜駅、最寄のバス停:-、最寄からの距離:1km 
◆コースの環境・設備/トイレ:有、休憩所:有、水・食料:有、ガイド等:有、看板・標識:有、安全対策:有、近隣の宿泊:有 
◆推奨季節/春・夏・秋 
◆その他/- 
◆コースに関する問い合わせ先/八戸市 まちづくり文化スポーツ観光部観光課、電話番号:0178-43-9252





起点 蕪島
大正11年、ウミネコ繁殖地として国の天然記念物に指定。ウミネコの繁殖が間近で見られる国内唯一の場所。2月下旬から8月にかけて、3~4万羽のウミネコが飛び交う。みちのく潮風卜レイルの起終点にもなっている。
0.7km (14分)
1 八戸市水産科学館 マリエント
全国屈指の水産都市であるハ戸市沖に生息する海の生き物や、蕪島のウミネコ、高い漁獲量を誇るイカなどの生態を楽しく知ることができる観光文化施設。多数の展示コーナーを常設しており、体験コーナーも豊富です。
0.3km (6分)
2 西宮神社
昔話にあるハ戸太郎の鯨石伝説と恵比寿石が祀られている神社。ハ戸太郎の昔話では、「その昔、鮫の海に一匹の鯨が現れ大漁が続き、守り神として崇められていたが、ハ戸太郎は紀州の海で話を刺されて傷つき鮫の海に戻り、そのまま息絶えて石になった。」と伝えられている。
1km (20分)
3 鮫角灯台
昭和13年に設置された灯台で、日本の灯台50選のひとつ。4月から10月までの土日祝日は無料開放している。※ルー卜からは少し外れる、興味地点という位置付け

0.3km (5分)
4 イタコマイマイ岩
昔この付近に住んでいた「イタコ」が、朝日の出とともにこの巨岩の上に登り舞をまって、その日の漁を占ったと伝えられている。三陸ジオパークのジオポイントにもなっている。

0.3km (5分)
5 葦毛崎展望台
戦時中に海軍の監視所として使われていた施設。360度の大パノラマを楽しめる種差海岸随一の展望スポット。八戸小唄の歌詞にもなっている「鮫の岬は潮けむり~♪」と歌われる岬はこの周辺を指している。
0.1km (10分)
6 中須賀
四季折々の花々を楽しめる、種差海岸で有数の植物の鑑賞ポイント。ボードウォークが整備されており、気軽にトレッキングを楽しむことができる区間である。
0.9km (25分)
7 大須賀
歩くとキュッキュと鳴く鳴砂の浜が約2kmに渡って続く。遊歩できる砂浜として国内では最大規模のひとつとして知られている。靴を脱いで裸足で歩く気持ちよさは格別。
2.3km (60分)
8 白浜
市内最大の海水浴場。平成18年に環境省認定の「快水浴場百選」に選定。
0.5km (15分)
9 淀の松原
木漏れ日が暖かな、樹齢90年以上の松並木が広がり、樹々の合間から荒々しい海岸美を望むことができる。その昔、種差海岸の景色に惚れ込んだ人が棲んでいたという「仙人窟」や宮古市とつながっているという伝説の「地獄穴」など、不思議なスポットも多数。
0.1km (10分)
10 白岩
ウミウの糞で白くなったことが名前の由来。白い岩肌と紺碧の海、松原の緑のコントラストが美しい。
1.1km (20分)
11 種差キャンプ場
天然芝生を満喫できる、種差海岸で唯-のキャンプ場。炊事場やトイレ、ファイヤーサークル等の施設が完備。
0.1km (10分)
12 種差天然芝生地
種差海岸の中で一番の見所。冷涼な気候と馬の放牧によって維持されてきた天然の芝生地が海際まで広がっている。どこか異国情緒を感じさせる印象的な景観。
0.3km (10分)
13 種差海岸インフォメーションセンター
平成26年7月にオープンした、種差海岸の自然の魅力を紹介し、みちのく潮風トレイルの情報を集約・発信する施設。季節毎の体験プログラムも展開する。無料休憩施設も併設。
1.5km (20分)
14 熊野神社
源義経が平泉を逃れて船で種差海岸へ上陸し、休憩したとされる義経北行伝説が残る。義経が喉を潤したと言われる湧き水がある。 ※ルートからは少し外れる、興味地点という位置付け
0.3km (10分)
15 高岩展望台
種差海岸で最も標高が高い場所で、海に突き出た展望台。海、浜、里、山を見渡すことができる、絶好の眺望ポイント。
1.7km (32分)
16 浜小屋
江戸時代末に建てられた浜小屋で、国の重要有形民族文化財に指定されており、ハ戸の漁業の暮らしと技を学ぶことができる。隣接して、漁具資料館、郡司大尉遭難の碑がある。
0.3km (13分)
17 弁天島
昭和初期まで島だったが、現在は大久喜漁港と陸続きとなっている。島には厳島神社があり、ウミネコの繁殖地でもある。
2.6km (45分)
終点 金浜
金浜の魅力は、八戸市の産業がジオの恵みにより製鉄業が発展し、さらに、その製鉄業が基盤となり、他の産業も発展してきたという、八戸市産業の歴史について学ぶことができるところである。